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すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

介護現場の軋轢

2012-10-09 21:17:06 | ひとりごと
 施設を作ればいいという問題ではない・・・と、よく耳にするが、介護現場から言わせて貰えば、やはり施設が必要だ。
 在宅でいられる人は「我が家が一番」なのだから、在宅介護してあげたい。けれど、無理だから施設を探すのだ。
 その施設がどこも待機者で溢れかえり、ショートステイですらキャンセル待ち。嫌な言い方だが、使いたい方の方が多いので、施設によっては上からものを言う。認知症の方の利用を
 「団体生活が無理だから」
などと言う、妙な理屈で断る。
 在宅で限界だと思っても、入るところがない、もしくは受け入れ先がないのだから、とにかくサービスを精一杯使ってフォローするが、限度額が邪魔をする。これを超えれば保険が利かない。今日家でいながら施設並のサービスを入れようとシュミレーションしたら、恐ろしい金額になった。そこで諦める・・・。
 諦めてすめばいいのだが、諦めるのは私ではなく「担当様」である。諦める・・・、つまり我慢するである。
 そうなると、何とかしてあげたいと、介護現場の人間が「無理をして」頑張る。その人たちもがんばるが、その分他にもしわ寄せが来る。そこを協力しながら行きましょうと誰かが言えば、きちんとルールに乗っ取りたい人との間に軋轢が生まれる。
 どちらの言い分も正しい。しかし、どちらも無理しているので、その分余裕がなくつい言葉が過ぎる。そして、さらに険悪になる。
 一体・・・。何をどうしたら良いのだろう。それを調整するのがケアマネの仕事である。しかし、私には荷が重過ぎる。吐きそうだ・・・。

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コメント (2)
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