《『土に叫ぶ人 松田甚次郎 ~宮沢賢治を生きる~』花巻公演(平成31年1月27日)リーフレット》
本日は松田甚次郎の誕生日だ。明治42年3月3日生まれなので、ちょうど生誕110周年の記念の日になる。甚次郎がどんな人物かは、先頃の花巻市文化会館での公演『土に叫ぶ人』をご覧になった方はもうご存じでしょう。
とりわけ、甚次郎は昭和2年3月8日(間もなくやって来るが、今から約92年前)に下根子桜に賢治を訪ねて来て、その際賢治から、
小作人たれ/農村劇をやれ
と強く「訓へ」られたとおりに、山形の新庄に戻ってその二つを実践し続けた人だ。つまりその訪問が甚次郎の人生を方向付け、延いては、甚次郎をして賢治と賢治の作品を初めて全国的に知らしめたことにもなるわけで、ある意味賢治の大恩人だ。それは、甚次郎が昭和18年に亡くなった際に、山形の甚次郎のために花巻の宗青寺でわざわざ追悼式が行われたという事実からも容易に理解できる。
しかし、敗戦を境にして、甚次郎はすっかり花巻でも、新庄でもほぼ忘れ去られてしまっていたが、昨今新庄では甚次郎の再評価がうなぎ登りであり、花巻でも松田甚次郎を主人公にした劇が先頃上演されしかも沢山の方々が観劇したので、花巻でもまたかつてのように甚次郎の評価が高まってゆくものと私は確信している。
そのこともあって、私はここしばらく松田甚次郎に関する〝「甚次郎と賢治の違いは何、何故」〟シリーズを投稿し続けきたのだが、本日はそれらをれを少し振り返って、〝「甚次郎と賢治の違いは何、何故」一覧〟にまとめてみた。ただしまだ「叩き台」の段階のものではあるのだが、それが下表である。
私はこの表を作りながら、「甚次郎と賢治の違いは何、何故」がまた少し観えてきたような気がしてきた。
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賢治の甥の教え子である著者が、本当の宮澤賢治を私たちの手に取り戻したいと願って、賢治の真実を明らかにした『本統の賢治と本当の露』
〈平成30年6月231日付『岩手日報』一面〉
を先頃出版いたしましたのでご案内申し上げます。
その約一ヶ月後に、著者の実名「鈴木守」が使われている、個人攻撃ともとれそうな内容の「賢治学会代表理事名の文書」が全学会員に送付されました。
そこで、本当の賢治が明らかにされてしまったので賢治学会は困ってしまい、慌ててこのようなことをしたのではないか、と今話題になっている本です。
現在、岩手県内の書店での店頭販売やアマゾン等でネット販売がなされおりますのでどうぞお買い求め下さい。
あるいは、葉書か電話にて、『本統の賢治と本当の露』を入手したい旨のお申し込みを下記宛にしていただければ、まず本書を郵送いたします。到着後、その代金分として1,620円(本体価格1,500円+税120円、送料無料)分の郵便切手をお送り下さい。
〒025-0068 岩手県花巻市下幅21-11 鈴木守
電話 0198-24-9813
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