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《『ベートーヴェン捏造-名プロデューサーは嘘をつく-』(かげはら史帆著、柏書房)》
こんなことも『ベートーヴェン捏造-名プロデューサーは嘘をつく-』には書かれていた。
「存命の人たち」の人生を守るために、ベートーヴェンの真実を語るのをしばらく差し控える。表向きは大人の配慮のように読めるが、要するにシンドラーは、「存命の人たち」が死ぬのを待っていたのだ。生きている人間は邪魔だ。……①
〈『ベートーヴェン捏造-名プロデューサーは嘘をつく-』(かげはら史帆著、柏書房)166p〉私はこの記述を読んで、また憤りを感じた。まさにあれもそうだったのだと思い起こしたからだ。それは、ある人は、
そうなんです。年譜では出しにくい。今回は高瀬露さん宛ての手紙が出ました。ご当人が生きていられた間はご迷惑がかかるかもしれないということもありましたが、もう亡くなられたのでね。
〈『國文學 宮沢賢治2月号』(學燈社、昭和53年)177p〉と言い、また別なある人は、
おそらく昭和四年末のものとして組み入れられている高瀬露あての252a、252b、252cの三通および252cの下書とみられるもの十五点は、校本全集第十四巻で初めて活字化された。これは、高瀬の存命中その私的事情を慮って公表を憚られていたものである。
〈『新修 宮沢賢治全集 第十六巻』(筑摩書房)415p〉と述べていたことを、である。
そして私はこの記述〝①〟を読んで、あの人たちも同様に高瀬露が死ぬのを待っていたのは間違いない、と確信した。何のことはない、彼らは、「死人に口なし」を利用したに違いないのだ。しかも、シンドラーは自分一人でやったからその不正が明らかになるのにはかなりの時間を要したかもしれないが、「あの人たち」は当然複数でである。おのずから、その不正が明らかになるのはシンドラーの場合よりも時間を要することはないはずだ。綻びが出やすいはずだからだ。
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賢治の甥の教え子である著者が、本当の宮澤賢治を私たちの手に取り戻したいと願って、賢治の真実を明らかにした『本統の賢治と本当の露』
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〈平成30年6月28日付『岩手日報』一面〉
を先頃出版いたしましたのでご案内申し上げます。
その約一ヶ月後に、著者の実名「鈴木守」が使われている、個人攻撃ともとれそうな内容の「賢治学会代表理事名の文書」が全学会員に送付されました。
そこで、本当の賢治が明らかにされてしまったので賢治学会は困ってしまい、慌ててこのようなことをしたのではないか、と今話題になっている本です。
現在、岩手県内の書店での店頭販売やアマゾン等でネット販売がなされおりますのでどうぞお買い求め下さい。
あるいは、葉書か電話にて、『本統の賢治と本当の露』を入手したい旨のお申し込みを下記宛にしていただければ、まず本書を郵送いたします。到着後、その代金分として1,620円(本体価格1,500円+税120円、送料無料)分の郵便切手をお送り下さい。
〒025-0068 岩手県花巻市下幅21-11 鈴木守
電話 0198-24-9813
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