《「近代科学への扉を開いたガリレオ」(『世界の伝記 ガリレオ』(大野進著、ぎょうせい)の口絵)》
吉田 そしてやっと、1633年の
12月になってガリレオはアルチェトリの家に帰ることがゆるされました
監視つきの不自由な生活でしたが長女のマリアにつきそわれガリレオはしあわせでした
という。監視つきの不自由な生活でしたが長女のマリアにつきそわれガリレオはしあわせでした
荒木 ところがそのマリアが翌年の4月に亡くなり、孤独になったガリレオは、
もう私には学問しかない
ということで、『新科学対話』を出版したのだとさ。吉田 それも、
ローマ教皇庁 検邪聖省の影響力がとどかないオランダでの出版
だった。荒木 そしてとうとう、1642年1月8日77歳でガリレオは亡くなった。さぞかし無念だったろうな。
鈴木 でもさ、最後にこう書いてあるじゃないか。
それから350年後の一九九二年十月二十一日バチカン教皇庁はガリレオ・ガリレイの裁判はあやまりだったことをみとめ――
ガリレオの主張していた学説は神の業に対する理解をうながしたものであるとみとめます
と。ガリレオの主張していた学説は神の業に対する理解をうながしたものであるとみとめます
荒木 だがそこに註があるように、
神の業:神が宇宙をつくったこと
というのだろう。やはり弁解がましいよな。
鈴木 とはいえ、
宗教裁判のあやまりをみとめガリレオの名誉は正式に回復されました
というのだから、まずはよかったと私は思う。荒木 だから、鈴木もこれから350年かけて、お前の賢治に関する限定付きの「真実」を主張し続けろ。そうすると、認められるかもしれんぞ。まあ、もちろんその時は天国でだろうけどな。
鈴木 仮にそうだったとしても、それまでは私は地獄に置かれ続けるかもしれない。なにしろあすこからは陰に陽にハラスメントもどきがあるからな。
吉田 ということは、このコミック版の著者が、
(ガリレオの)後世への最大の功績は
真実を求めうったえつづけることのたいせつさを後につづく科学者に書物のかたちではっきりとつたえたことにあるのではないでしょうか
という問題提起こそ、僕等が今最も重く受け止めねばならぬことの一つだろう。真実を求めうったえつづけることのたいせつさを後につづく科学者に書物のかたちではっきりとつたえたことにあるのではないでしょうか
荒木 それにしても、ガリレオは350年かかって名誉が回復されたということだが、露は亡くなってから何年が経つんだ?
鈴木 帰天したのは昭和45年2月23日だから、え~と約50年かな。
荒木 ならば、まだ始まったばかりだとも言えるのだから、これからも露の濡れ衣を晴らすために頑張れや。
吉田 のみならず、お前の「「賢治神話」検証七点」についても、焦らず慌てず粘り強く取り組みながら、おかしいことはおかしいと言い続けて行くべきだ。
鈴木 そうだな、「歴史に時効はない」というしな。
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賢治の甥の教え子である著者が、本当の宮澤賢治を私たちの手に取り戻したいと願って、賢治の真実を明らかにした『本統の賢治と本当の露』
〈平成30年6月231日付『岩手日報』一面〉
を先頃出版いたしましたのでご案内申し上げます。
その約一ヶ月後に、著者の実名「鈴木守」が使われている、個人攻撃ともとれそうな内容の「賢治学会代表理事名の文書」が全学会員に送付されました。
そこで、本当の賢治が明らかにされてしまったので賢治学会は困ってしまい、慌ててこのようなことをしたのではないか、と今話題になっている本です。
現在、岩手県内の書店での店頭販売やアマゾン等でネット販売がなされおりますのでどうぞお買い求め下さい。
あるいは、葉書か電話にて、『本統の賢治と本当の露』を入手したい旨のお申し込みを下記宛にしていただければ、まず本書を郵送いたします。到着後、その代金分として1,620円(本体価格1,500円+税120円、送料無料)分の郵便切手をお送り下さい。
〒025-0068 岩手県花巻市下幅21-11 鈴木守
電話 0198-24-9813
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