気の向くままに

山、花、人生を讃える

古い「生長の家」誌から・・・④

2009年10月06日 | 信仰
≪神様の顕れた世界には・・・≫

次の月の9月に、私は東京第一教区の講師会長後藤先生のお宅の誌友会に派遣されました。
後藤先生は、「今日はギックリ腰の人が来るからネ」と言われましたが、私は特に気にも留めず、自分のそのように神想観における体験を話しさせて頂いたわけです。話が終わって、2、3名の人の質問にお答えして、さて、ギックリ腰の人はと見廻したのですが、もう帰られたようでした。

すると翌朝、後藤先生から電話がありまして、「昨日のギックリ腰の人のギックリ腰が消えちゃったよ。神経痛もあったのが一緒に治ってしまったと言っているよ」と言うのです。私は、神様の素晴らしさに本当にびっくりしました。その人の心が感謝に方に向いたら、そこに神様が顕れて、神様の世界にはギックリ腰なんかありませんから、スッと治ってしまった。
私もそれで「なるほど、感謝ということは大切なんだな、自分ももっともっとやらなければ」と思い、毎日感謝、感謝で生活させて頂いております。

それからまた2ヶ月ほどして、私は生長の家本部の木曜誌友会で、後藤先生の代理でお話をさせていただいたのです。その時、横浜にお住まいの中田さんというご婦人が来ておられて、話の終わった後で質問をされました。

「実は、私は嫁とうまくいかないんです。どうしたらいいでしょう?」と。
「あのネ、ありがとうございます。ありがとうございますと1万べん言って癌さえ治った方もいますよ。やってみませんか」と、私が何気なく言いますと、「嫁がやればいいのですね」と、その方は仰言るわけです。「いいえ、あなたがやるんですよ」「嫁がやればいいでしょ」「いや、あなたが・・・」と、何度も繰り返した揚句、中田さんはついに「じゃ、私がやります」と言って、お帰りになったのでした。

≪まず自分が感謝して・・・≫

それから1ヶ月たった12月9日の木曜誌友会は、やはり私の担当でして、そこへ中田さんが見えているのです。話が終わった後、前へ来られて「私、体験を話したいのですが」と言われて話された。

1ヶ月前、お帰りになった中田さんは、まず、3人の御子息さんの名をあげて「ありがとうございます」を始められたというのです。
「ちょっと待ってください。私はお嫁さんに“ありがとうございます”を1万べんと申したのですが」
「だって、夫婦は一体でしょ。嫁の夫の方に感謝すれば、ズーッと繋がって行っていいんでしょ」

それでもまあ、とにかく“ありがとうございます”を始められた。
それが、3千回ぐらいになった時、中田さんはご主人にも感謝しなければと思ったと言われる。
18年程前に離婚したご主人なのですが、その方にも、“ありがとうございます”を始めた。
そして、ちょうど1万回ぐらいになった時、急に、お嫁さんのお父さん、お母さんにお礼を申し上げなければいけないと気がついたという。すでに亡くなっておられて、前にもお墓参りに行ったのですが、どうしてもお墓が見当たらなかったそうで、一度も墓前に参ったことがなかった。
しかし、この日は一生懸命探し歩いて、とうとうお寺さんを見つけた。

お墓を掃除して、墓石をきれいに洗ってあげ、『甘露の法雨』を誦んだと言われます。その後で、墓石に向かって、「お父さま、お母さま、有難うございました。手塩にかけてお育てくださった大切なお嬢さんを、うちの嫁として私は頂いております。本当に素晴らしい嫁なんですよ」と、素直にお礼が言え、嫁を讃められたと言われる。

こうして寺を辞して帰宅されると、お嬢さんがニコニコして深切なのですね。
何かいいことでもあったのかなと思っていると、それがその後毎日だというわけです。
そのままわだかまりも消えて、素晴らしくうまくいくようになってしまったと、こういう体験談でした。

それに、もう一つおまけがついた。ちょうど1万回“ありがとうございます”を言った頃、別れたご主人から、孫にといってフルーツを突然送ってこられた。未だかつて無かったことだそうで、中田さんはご主人とも和解できてしまったわけなのです。

こうして今までの地獄のような生活から、感謝することによって神様が現れ、一転して極楽の新天地が開けたという、素晴らしい体験をなさった中田さんでした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 古い「生長の家」誌から・・・⑤ | トップ | 古い「生長の家」誌から・・・③ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

信仰」カテゴリの最新記事