9月も近いというのに、残暑どころか、酷暑といいたいくらい暑い日が続いています。
朝の散歩道、出穂前の稲田も好天に恵まれて生育も順調のようです。
よく見るとイネ:稲(イネ科イネ属)の葉の先端などに白く光る露が見えます。
露が降りているのかと思って、辺りをよく見てみると、他の草木にはついていません。
どうやらこれはイネなどに見られる「溢水」といわれる現象のようです。
カンカン照りの日中、激しい蒸散で水分不足になった植物たちは、夕方から夜にかけてせっせと水分を体内に取り込みます。中にはイネのように頑張りすぎて、余分の水をはみ出すものがいて、朝、葉先から水滴を露のように滲み出しているのです。
ちなみに広辞苑によると「露」は、空気が冷えて露点に達し、大気中の水蒸気が地物の表面に凝結した水滴とあります。稲田に本当の露が降りる季節が待たれるしぶとい残暑です。
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