新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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ヤブムラサキ:藪紫(近所に金鉱脈?)

2011-06-03 06:41:41 | 植物観察1日1題

よく歩く近くの散歩道でヤブムラサキ:藪紫(クマツヅラ科ムラサキシキブ属)の花が咲きはじめました。花は葉脇からでた集散花序につき、紅紫色の花冠の上部は4裂し、雄蕊4個、雌蕊1個はともに花冠から長く突き出ます。
山地に生える落葉低木で、高さは2~3m、枝や葉、花柄、萼などに灰白色の星状毛がおおいのが特徴です。このビロードのような手触りの葉、薄桃色の小さな花、少しおおきめの紫色の果実(06年11月27日記事)など、観察者には本家のムラサキシキブより人気です。
このヤブムラサキが、金集積植物として通常の植物の1000倍もの金を集積する性質があり、金鉱指示植物として、高品位の金鉱として知られる鹿児島県菱刈鉱山の発見に用いられたことが、一時マスコミで騒がれたという話をきいて驚いたことがあります。
こんな話を思い出しながら、散歩道に生えているヤブムラサキを数えたら、歩いて10分ほどの間になんと20株近くも生えていました。
もしかして近所に金鉱脈が眠っているのではと、なにやらうれしくなりました。

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