新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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ナギイカダ:梛筏・竹柏筏(学名で知られる)

2006-05-12 06:13:08 | 植物観察1日1題
ナギイカダという面白い木があるが知っているかと妻に訊くと知らないといいます。それではルスカスはというとそれならよく知っていると答えました。
形が面白く、緑色を長く保つのでアートフラワーやクリスマリースなどの材料によく使われ、ルスカス(属名Ruscus=とげのある)として女性にはおなじみのナギイカダ:梛筏・竹柏筏(ユリ科ナギイカダ属)は、地中海地方の原産で、明治初期に渡来し、観賞用に栽培される草状に見える常緑低木です。
茎は多数束生し、高さ20~100cm、葉は退化して極く小さい鱗片状になり、その葉脇から基部がねじれた長さ1.5^2.5cmの葉状枝をだします。この厚くてかたく、先が針状に尖った緑色の枝が葉のように見えているのです。
雌雄別株で、花期は3^5月、葉状の枝の中央に淡いクリーム色の小さな花を1個つけます。
和名は、葉状枝がナギ:梛筏・竹柏の葉に似て、花を乗せた姿が筏のようであるところからきています。枝も葉も花もなかなかユニークな木です。


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