新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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ユキモチソウ:雪餅草(つきたての白い餅)

2010-05-01 07:22:35 | 植物観察1日1題

何年か前、近所のご主人が、ユキモチソウが咲いているので見ませんかといってきたことがありました。何でもどこかの山で掘ってきたと得意げでした。たぶん野生は珍しいのでご自慢だったのでしょう。
ユキモチソウ:雪餅草(サトイモ科テンナンショウ属)の名は、佛炎苞からのぞいている付属体が白い餅のように見えることからきています。
林や竹やぶに生える多年草で、葉は2個で、3~5個の小葉が鳥足状につきます。佛炎苞は紫褐色で舷部はほぼ直立し、口辺部は白色、付属体も白色のこん棒状で、先端は膨らみます。
濃い紫褐色の佛炎苞に包まれた丸くて白い部分は、つきたての餅肌のようにも見えて、思わず触れてみた気持ちになりました。