面白い名前の花が咲いています。
枝に密集して並んでつく花を雀の群れに見立ててこの名があるムレスズメ：群雀（マメ科ムレスズメ属）です。中国原産で、江戸時代に渡来、観賞用として庭園に植栽される落葉低木で、高さは2ｍ以上になります。葉は偶数羽状複葉、枝には縦に溝があり、托葉は丈夫な針状になり、前年の葉軸が棘状に残ります。花は春、長さ2.5cm位、黄色でのちに赤黄色になります。
仲間のエニシダは金雀枝、ムレスズメの中国名は金雀花、いずれも金色の雀に見立てていますが、雀の群れに見立てたムレスズメの和名は、なかなかのセンスです。