ニガキ:苦木(早くも冬芽の準備) 2010-05-23 15:44:19 | 植物観察1日1題 樹皮や葉に強い苦味があり、健胃薬にもされるニガキ:苦木(ニガキ科ニガキ属)は、山野に生える落葉小低木で、長さ30~50cmの偶数羽状複葉を互生します。 春、新芽が展開したと見るまもなく、目立たない花がもう散ってしまいました。雌花序はいま、花盤の上に4~5個に分かれた緑色の子房を膨らましています。 新枝の先端を見ると、小さく膨らんだ赤いものが見えて、早くも来年開く冬芽(07年12月5日記事)の準備を始めていることがわかります。 夏の来る前から秋の種だけでなく春の新芽を用意する早手回しぶりです。