春の花がまだ咲きださない寂しい道端にスズシロソウ;蘿蔔草(アブラナ科ヤマハタザオ属)の小さく白い花を見つけました。
山地の谷沿いに生える多年草で、高さは10~25cm、根生葉は倒卵状へら形で長さ3~7cm、茎葉は1~2cm、粗い鋸歯があります。
総状の花序に白色の4弁花を開きます。花後走出枝を出します。
花がダイコンに似ていることからスズシロ草の名がついています。別にダイコンソウという名のバラ科の草があります。どちらの名が先についたのかは知りませんが、古風で響きのよい古語をもらったスズシロソウのほうが随分得をしているようです。