木々の冬芽は膨らんでいるものの、まだ芽吹きにはすこし早いというこの時季、色彩の乏しい落葉樹林に、一角だけ黄色く色づいたところが目を引きます。
ダンコウバイ:檀香梅(クスノキ科クロモジ属)が、衆に先がけて鮮やかな黄金色の花を枝一面につけているのです。
山地に生える落葉小高木で、高さ3~7m、葉は互生し、長さ5~15cmの広卵形で、ふつう浅く3つに切れ込み、特徴ある形になります。
雌雄別株で、花期は3~4月、雄花は6~7個ずつ、雌花は5~6個ずつ集まってつきます。よく目立つ金色の花からウコンバナ(鬱金花)の別名もあります。
花も葉もよく目立つダンコウバイ、何回目かの登場となりました。