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この年になると、よく似た草で一度覚えた区別も季節が終わると忘れてしまうことがままあります。
キツネノボタンとウマノアシガタ(キンポウゲ)などもその例です。
葉の形が牡丹に似ていることからこの名があるキツネノボタン(キンポウゲ科キンポウゲ属)ですが、
最近まで黄色に光る花を金釦に見立てたものとばかり思っていました。
田の畦や水辺のふちなどどこにでも見られる多年草です。葉は3出複葉で小葉はさらに3裂します。
花は春から秋、径1~1.3cmの黄色の5弁で光沢があります。そう果が球形に集まった集合果で、先が曲がって手鉤状になるのが特徴です。
子供の頃この花を摘んで帰ったら家が火事になると母親に叱られたという話を聞きました。有毒植物なので、子供が触らないようにと教えたのでしょう。
近い仲間に、茎や葉に毛が立っているケキツネノボタンがあります。
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