新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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フジ:藤(紫の色を秘めて)

2007-02-20 18:45:31 | 植物観察1日1題

公園の藤棚のフジ:藤(マメ科フジ属)の冬芽です。
フジは別名をノダフジ:野田藤ともいい、ヤマフジに対するフジの総称で、いわばフジの日本純血種です。
江戸時代に、今の大阪市福島区玉川町付近に咲いていて「吉野の桜、野田の藤」といわれるくらい有名だった藤がノダフジの名の起こりになっています。
 冬芽は暗赤褐色、三角形~長卵形で、2~3枚の芽鱗に包まれます。今の段階では花芽か葉芽かは外見ではわかりません。葉痕は扁円形で維管束は3個あります。
今の時期藤の冬芽に注意を向ける人も少ないのですが、5月に開く紫の花は豪華で、まつわる話題も多く、ぜひ取り上げるつもりです。