新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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キハダ:黄膚(中高の冬芽)

2007-02-18 07:58:42 | 植物観察1日1題

樹皮の内皮が鮮やかな黄色なのでこの名があるキハダ:黄膚(ミカン科キハダ属)は、噛むとやや甘い苦味のある内皮が、胃腸薬や外用薬に使われ、ことに関西一円では古くから家庭常備薬だった陀羅尼助の原料としてよく知られています。
キハダの冬芽は葉柄内芽といわれ、はじめは葉柄の基部に包まれていて、秋から冬、葉が落ちたあとに現れます。このため円錐形~半球形の冬芽がO字形~U字形の葉痕に囲まれて中央部に鼻高に出ています。維管束は3箇所冬芽を囲んでいます。