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楠の大木の幹にはりついているのはノキシノブ:軒忍(ウラボシ科エゾデンダ属)です。
日本各地に分布。樹皮の上、岩や崖、墓石、家の屋根などに着生する常緑の多年草です。葉は根茎上に並び、長さ10~30cmの厚い革質です。
シノブという名のつく羊歯はいくつかあり、乾燥に強く土がなくても育つということからこの名があるといいます。
ノキシノブの名は、しばしば家の軒端にはえることから来ています。
写真に見るようによく目立つ盛り上がった胞子嚢が、目のようにしかも多数並ぶことからヤツメランの別名があり、ほかにマツフウランの名もあり、古歌にあるしのぶ草は本種であるといいます