新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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フヨウカタバミ:芙蓉傍食(野に出て盛ん)

2007-02-07 08:35:31 | 植物観察1日1題

家の前の道路の植え込みの端に桃色の花をつけているのが、フヨウカタバミ:芙蓉傍食(カタバミ科)です。
南アフリカの原産で観賞用に栽培される多年生草本で、直径1cmほどの卵形の鱗茎をつくって増えます。
わが国には明治の中ごろに花卉として渡来し、野外に逸出したものもあります。
春から夏にかけて直径4cmほどの白色~赤桃色で、中心が黄色い5弁花をつけます。
カタバミの多くが、始め観賞用に栽培されたものがいつの間にか逸出して野生化してますが、このフヨウカタバミも、家で鉢植えにしていたのが何かの都合で鱗茎が道路端にこぼれたもののようです。
家の鉢植えはとっくに消えてしまったのに、道端ではどんどん増えています。こんな形で本当に野生化してゆくということかもしれませんが、きれいな花だけに許してもらえるのかどうか複雑です。