初電車親子のリュック膨らみて
どこかしこたがの弛みて初治療
山茶花の咲く庭に着く通園バス
迎え待つ寒き街角ビル谷間
ビルの街曲がれば堀川えびす旗
現在中央区、この近くが私の出発点、用事で訪れた。懐かしいと言うか、胸がキユンとなる地域、集団就職の時代、九州から出てきて、6年ほど住み込みで会社にお世話になった地区です。
どこかしこたがの弛みて初治療
山茶花の咲く庭に着く通園バス
迎え待つ寒き街角ビル谷間
ビルの街曲がれば堀川えびす旗
現在中央区、この近くが私の出発点、用事で訪れた。懐かしいと言うか、胸がキユンとなる地域、集団就職の時代、九州から出てきて、6年ほど住み込みで会社にお世話になった地区です。
作者が新年の電車に乗られた時、見かけた景と受取りました。親子と思しき背のリックサックははち切れそうな程の膨らみ、帰省からの土産かな?と、想像も膨らむ微笑ましい景に出会うと他ごとでも楽しくなりますね。
碇 英一さま、「初治療」の句へコメントをありがとうございます。嬉しく読ませて頂きました。
正月明けの初治療の感じが、上手い(この場合あまり適切でないかもしれませんが)と思います
また、「たがが弛む」には日本語の表現の面白さも感じます。
山茶花が子供たちを優しく見守っているようですね。
池田多津子さま、コメントを有難うございます。電車でのお隣の親子の会話がかわいいでした。何がリュックに詰まってたのか想像するのも楽しいですね。
私たちの中学時代、クラスの3/1 ぐらいが(もう少し多かったかも)集団就職でした。近くの炭坑が閉鎖になったりと大変なときでもありました。
今村七栄さま、コメントを有難うございます。堀川えびすは当時知りませんでしたが、今回歩いてる時に旗がありましたので、こちらも賑やかだそうです。そちらは雪が多かったのでしょうね。
今年もよろしくお願い致します。
通園バスの園児達を迎えて山茶花がいっそう華やかに見えますね。
ビルの街曲がれば堀川えびす旗
思い出多いビルの街を曲がったら、これもまた思い出の恵比寿講の旗がはためく堀川だった、という解釈で良かったでしょうか。リズムのいい句で演歌が口をついて出てきます。
電車に乗っておでかけのご様子。親子のリュックには何が入っていたのでしょう。帰省した時のお土産かな、なんて想像がふくらみます。初春のうれしい光景です。
集団就職、そんな時代もあったんですね。言葉は聞いていますが、恵子さまの思いでの場所なのだと分かりました。
どこかお悪いのでしょうか、ご自愛ください。この句には、病も生活の一部と、あるがままを受け入れられている明るいお気持ちが感じられました。
わたしも1/6に定期検診(2週に一度の割合)でした。