簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

こむら返り(四国遍路)

2013-06-12 | Weblog
 この日中萩でJRを降り、旧道に入り歩き初めいくらも歩かないうちに、右足の膝の
裏側辺りに微かな違和感を覚え始めていた。
 それは歩いて痛いと言うほどのものではなかったが、何となく突っ張るような、張る
ような不思議な、今までにこの場所がこんな感じに・・・と言うのは経験したこともない
ようなもので有った。



 昼食をとるまでの3時間近くを歩き続けたせいなのか、次第にその部分は微かな痛
みを覚えるように変わっていった。当初は痛くて歩けないと言うほどのこともなく、着地
で膝が曲げ延びする折に「おやっ!」と思う程度の微かな痛みを伴っていた。



 それが歩き続けるほどに確かな痛みに変わり、その痛みは膝の裏側のみならず、
腿の付け根であったり、膝の左側で有ったりと場所が目まぐるしく変わっていた。
しかも当初は右足だけのことが、その足をかばいだしたせいか、同じような痛みが
反対の左足にも出るようになった。



 右の靴の中では、小指だけが焼けるように熱く熱を持っているように痛い。
今までにマメができたことはあるが、足の小指がこのように痛くなるなんてことは経験
したことがない。靴と擦れているんのだ。明らかに歩き方に問題が出ている。



 旧土居町の番外霊場・三度栗大師堂で休憩の折、靴を脱ごうと不用意な姿勢で右
足を上げたその瞬間、ピクピクと「こむら返り」の症状が出て、ふくらはぎの筋肉が引き
つりを始め、キューンとした痛みが襲ってきた。
 普段は丸くて柔らかいふくらはぎが固くなり、まるでかんなで平らに仕上げたように
平たく硬直を初めたのだ。(続)





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