簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

弥彦灯籠まつり (JR全線乗潰しの旅)

2013-08-09 | Weblog
 この日は、朝から神社の拝殿を中心に、数々の神事がすでに行われている。
夕刻に成ると“お欅引き”と呼ばれる巡行路を履き清める神事が行われ、“大灯籠の
宿下がり”と言われるこの祭りのメインイベントが続いて始まる。



 2基の御神輿を中心に、県内各地から献燈される大灯籠と、地元氏子が献燈する
多くの田楽灯籠がその前後を固め練り歩く行列の長さは1キロにも及ぶと言う。





 地元氏子の田楽灯籠が、一の鳥居の前でもみ合い歓声を上げている。
一頻舞い気勢を上げ終えると、その担ぎ手が弾んだ声で、「担いでみるか?」と声を
かけてくれた。





 誘われるままに輪に飛び込んで、担いでみる。
一見軽そうに見えた田楽灯籠であるが、意外にもずっしりと肩に食い込む程の重量が
あり、これを担いで揉み合う激しい動きにたちまち息が上がる。



 迎え灯籠に先導され、巡行が賑やかに温泉街を練り歩き始めると、弥彦公園では
花火が打ち上がる。
 最前、神社に向かう道筋で花火大会の準備に忙しい青年に「この雨だけど花火は
大丈夫か?」と問いかけると、「意地でも上げますよ」と力強く返してきた。



 夜も更けて道筋では、祭囃子に合わせた田楽灯籠が激しく舞い、観客を巻き込んで
気勢を上げ、祭りは最高潮を迎えた。

 小雨の降りしきる漆黒の夜空には、それに呼応するかのように花火が、幾つもの大輪
の花を咲かせそして散っていた。あの若者のパーワーが弾けているように見える。(続)






にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村

トリップアドバイザー伊万里観光ホテル口コミ情報

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 彌彦神社の門前町 (JR全線... | トップ | 前線が通過した翌朝 (JR全... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事