簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

前線が通過した翌朝 (JR全線乗潰しの旅)

2013-08-12 | Weblog
 鉄道を利用する泊まりがけの観光客は少ないのか、一夜明けた弥彦の駅に昨夜の
喧騒の名残は無く、ひっそりと静まりかえっている。
昨夜の、あのものすごい人混みはどこに消えてしまったのか。

 弥彦線の列車は、さして多くは無い乗客を乗せ、定刻に弥彦駅を出発した。



 今朝のニュースが、折からの前線の影響で、前日各地で大雨が降ったと告げていた。
昨夜は当地も生憎の小雨模様の中、祭りが決行された。
今朝は小康状態になったとは言え、鉛色の雲が低く、重く圧し掛かっている。



 背後に聳えていた弥彦山が遠ざかると、やがて越後線とクロスする吉田駅に到着だ。
「遅れています越後線と接続のため、列車は凡そ×分停車します。」
ここまで定刻運行していた列車の運転手が、車内アナウンスで告げる。
どうやら、新潟県内のJR各線は、雨の影響でダイヤが大幅に乱れているらしい。







 ×分経過しても向かいのホームに列車は来ない。
「列車の到着が遅れています。お急ぎのところ~~~もう暫くお待ち下さい。」
「困ったぞ。東三条では特急の乗り替えが5分しかないのに・・・」



 余裕の5分はとうに過ぎている。このままでは、乗り換えは出来そうもない。
思い余って運転手に声を掛けた。
「東三条で特急に乗りたいのだけど、遅れはこのままですか?」
「多少は取り返すと思いますが、いまのところは・・・・」
運行表を繰りながら運転手は、申し訳なさそうにそう答えた。(続)




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