世界遺産・日光へ向かうJRの路線が日光線だ。
栃木県の宇都宮から終点の国際的な観光都市・日光まで、40.5Kmを7駅で結ぶ。
餃子の町宇都宮では、駅構内や駅近くにも専門店が有り、列車の待ち時間を利用して
気軽に名物を楽しむ事が出来る。
時間が無ければ駅弁も良いが、この路線の列車はロングシート車が多い。
この車内で駅弁を食べるのにはかなり勇気がいる。
日光行きは、駅ビル新幹線ホームの下の、こころなし薄暗い5番ホームから出発する。
このホームの雰囲気が、何となくこの路線を象徴しているような気がしてならない。
日光と言う超一級の観光地を持ちながら、この路線は決して人気の観光路線では無い。
昭和30年代には、東京などから直行する準急が運行されていたらしい。
これは、日光を訪れる外人観光客の用に供していたので有ろう。
全国各地から訪れる修学旅行生を乗せた列車も、東北本線から直接乗りいれていた時期も
有ったと言う。
手元にある写真集「終着駅」(昭和50年・毎日新聞社)によると、宇都宮からは急行が日に
3本運行され、その所用時間は40分であったと言う。
このように栄光の時期もあったらしいが、今では、宇都宮への近郊通勤路線と言うよりも、
もっとローカル線のイメージが強い路線に成り下がっている。
市街地を抜け、二つ目の駅が鹿沼。
園芸で使う“鹿沼土“の鹿沼だ。
周り一面こんな土ばかりなのかと、車窓から目を凝らして見てみたが、そんなものは見える
筈も無い。
この地は、さつきの生産やこんにゃくの特産でも知られた町だ。(続)
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栃木県の宇都宮から終点の国際的な観光都市・日光まで、40.5Kmを7駅で結ぶ。
餃子の町宇都宮では、駅構内や駅近くにも専門店が有り、列車の待ち時間を利用して
気軽に名物を楽しむ事が出来る。
時間が無ければ駅弁も良いが、この路線の列車はロングシート車が多い。
この車内で駅弁を食べるのにはかなり勇気がいる。
日光行きは、駅ビル新幹線ホームの下の、こころなし薄暗い5番ホームから出発する。
このホームの雰囲気が、何となくこの路線を象徴しているような気がしてならない。
日光と言う超一級の観光地を持ちながら、この路線は決して人気の観光路線では無い。
昭和30年代には、東京などから直行する準急が運行されていたらしい。
これは、日光を訪れる外人観光客の用に供していたので有ろう。
全国各地から訪れる修学旅行生を乗せた列車も、東北本線から直接乗りいれていた時期も
有ったと言う。
手元にある写真集「終着駅」(昭和50年・毎日新聞社)によると、宇都宮からは急行が日に
3本運行され、その所用時間は40分であったと言う。
このように栄光の時期もあったらしいが、今では、宇都宮への近郊通勤路線と言うよりも、
もっとローカル線のイメージが強い路線に成り下がっている。
市街地を抜け、二つ目の駅が鹿沼。
園芸で使う“鹿沼土“の鹿沼だ。
周り一面こんな土ばかりなのかと、車窓から目を凝らして見てみたが、そんなものは見える
筈も無い。
この地は、さつきの生産やこんにゃくの特産でも知られた町だ。(続)
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