簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

「おやしお型」と「そうりゅう型」(海上自衛隊呉基地見学記)

2019-08-16 | Weblog


 潜水艦のことはよく知らないが、幾つかの「型」に分類されるのだそうだ。
その代表的なものが、「おやしお型」と「そうりゅう型」で、大きな違いは
エンジンにあるらしい。


 
 「おやしお型」はディーゼル・エンジンで発電し、電気を電池にため込む。
このさい電池が減れば必要な酸素を取り込むため、海面すれすれに管を出す
スノーケルという作業を必要とする。
しかしこれは敵方に見付けられる可能性がある。
一方「そうりゆう型」はスターリング・エンジンと言って、非大気依存推進装
置を搭載している。これは液体酸素用のタンクを備えていて、これを使い切ら
ない限りスノーケル時の危険が低減されているという。



 いずれにしても「音を出さない 音との戦い」と同様、潜水艦にとっての
「電気」は生命線だけに、蓄電池を含めこの分野の研究は日進月歩らしい。
これらの技術により潜航期間は3~4週間と大幅に伸びたのだそうだ。



 潜水艦が海に浮かんでいて、その舵が地上から見えるのかはよく知らないが、
素人が潜水艦を見分ける鍵は、船尾の舵を見ると良いらしい。
「おやしお型」の舵は2枚を組み合わせた+型なのに対し、「そうりゅう型」は
4枚のX型なので、海底に沈座したとき舵に傷が付きにくいのだそうだ。
沈座というのは、潜水艦が身を隠すために海底に着地して停まることのようだ。



 更に「おやしお型」は艦橋のみだが、「そうりゅう型」には艦全体が無反
響タイル(水中吸音材・反射材)で覆われている。加えて水中抵抗の低減策
や乱流防止策などが施されているので、相手からは見付けにくくなると言わ
れている。最強の潜水艦と言われる所以である(続)



「バリ島旅行記」再編集しました


にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 艦内の生活(海上自衛隊呉基... | トップ | 呉市海事歴史科学館(海上自... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事