簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

駅のそばや(JR乗り潰しの旅)

2015-03-16 | Weblog
 最近では、旅のスタイルが様変わりし、長距離の移動ともなると、もっぱら利用す
るのは新幹線や飛行機で、在来線を使うと言うようなことは、よほど暇を持て余した
遊び人(?)か、その道にかける趣味人の世界に成ってしまった感が有る。



 玉子かニワトリか、どちらが先かは知らないが、利用者が減って、一部の特急な
ど優等列車を除いては、長い距離をゆっくりと時間を掛けて走るなどと言う列車は
激減してしまった。
多くの列車が、通勤通学などの近距離輸送を見据えたものとなり、駅での長時間
停車などと言う事も少なくなった。



 こうなると、かつて鉄道の結節点として賑わった地方駅のホームにも賑わいは
無く、それらを利用する人々も減り、商いは成り立たず、撤退を余儀なくされるの
である。駅弁売りや、ホームの立ち食いそばがその例である。



 立ち食いそばなどは、ホームから消えても、駅構内に店を構えていることが有る。
スタイルも立ち食いのままと言うのも少なからずあるが、さすがに手間や衛生上の
対応から、食券方式をとっている店が多い。



 メニューも多彩で、色々な客のニーズに答えられるような工夫が窺えるが、それ
だけに利用する客の迷いや不慣れで、発券の流れが滞ることは少なくない。
時には釣銭切れで停止していたりして・・・。



 しかもこうした店が構内なら、どこにあるのか探さねばならい。
これだと慌ただしく、列車の停車時間に・・・と言うわけにはいかず、結果今では駅
そばは、停車時間に掻き込むものではなく、乗換や待ち時間を利用して食べるも
のになっている。(続)


(写真:因美線・美作滝尾駅  本文とは無関係)





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