簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

番外札所・椿堂(四国遍路の旅)

2014-05-26 | Weblog


 所がここで早々とミスを犯してしまった。
本来なら三角寺の石段を下りてすぐに右手にとらねばならなかったが、逆方向の車
遍路の方向を示す左手に進んだ。そのため、右にとれば次の目標までは6キロほど
だが、左の自動車道を来てしまったので2キロほど余分に歩く羽目になってしまった。
このことは結局、宿に着いて教えられるまで気付かなかった。



 下り道だからと侮っていたが、8キロほどの道程は、意外にもアップダウンの多い
道である。自動車なら何ともない上り下りでも、歩きとなると話は別で、だらだらと
した長い登り坂は結構きつい。道を間違えたと知らないことが逆に救われる。





 結局平山の集落の辺りで遍路道に合流し、谷に沿った道を下り、暫くして高知自
動車道の下を潜ると、前方に集落と国道192号線が見えて来る。
そこをさらに下った先に、境内が朱色に染められたように見える番外札所・常福寺、
別名・椿堂が建っている。



 大師が突き立てた杖で流行り病を封じ込め、その杖から芽吹いたと言う椿が本堂
横にある。
境内にある大師像は「おさわり大師」と言われ、自分の悪いところと同じ場所を触れ
ば、たちまちそれを癒してくれると言う像で、足や膝はテカテカに光っていた。
遍路の悩みは誰も同じ事らしい。



 今晩の宿、徳島県三好市佐野の集落にある民宿・岡田まではまだ6キロ以上も
残している。犯したミスがここにきて響いている。(続)




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