簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

ロングシート (JR乗り潰しの旅)

2011-01-19 | Weblog
 こうして地方に来て乗り込んだ車両が、ロングシートでは行き成り興味をそがれてしまう。
これはいけない。通勤電車じゃないのだから。



 ロングシートとは、都会の通勤電車でよく見る、長いベンチの、窓に背を向けて座るあのタイプのことだが、
この車両は、どうしても好きになれない。
JR東の路線には、このタイプの車両が意外と多く使われている。

 何せ、このシートで駅弁を食べるのは可也の勇気を必要とする。
正面に並んだ乗客の、多くの視線を感じながらでは喉を通る筈が無い。
たとえ乗客が居なくても、このシートでは落ち着いて食べる気にはなれない。
缶ビールだって飲めやしない。
第一、 飲みかけの缶は一体何処におけば良いと言うのか。
とても鉄道の旅を楽しめる雰囲気ではない。



 しかし、ロングシートにもそれなりに良さは有る。
目の前に立ち客が居なければ、多少の見辛さはあるが、車窓を流れる遠くの景色はクロスシートより
はるかにワイドに広がって流れていく。
しかし、反対側の景色を見ようとすると、不自然に身体を捻ることになるが、これは辛い。

 それに狭いクロスシートで足を折り曲げるのは、長旅には辛いが、ロングシートなら、多少行儀は悪いが、
足を思い切り投げ出せるので、楽で有りがたい。

 それでもやはり進行方向に向かい、クロスシートに座る方が旅の風景を堪能出来るような気がするから、
列車の旅はロングシートよりクロスシートに限る。(続)



にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ただひたすら電車に乗って (... | トップ | クロスシート (JR乗り潰しの... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事