簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

平家狩人村

2017-12-25 | Weblog
 やがて県道を離れ細い道を更に登りつめると、そんな平家落人の生活(狩人)を
再現し示した「秘境 奥湯西川温泉 平家狩人村」がある。
標高一千メートルを超える山間にあり、冬は雪深い地らしく、ここらあたりで標高は
800メートルを超えている。


 
 迎えの男性が、「今日は受付の女性が休みで誰もいないのだ」と言っていた通り、
「秘境 奥湯西川温泉 平家狩人(マタギ)村」に到着すると入り口は開けられている
のに、入場券売所には誰もいない。これで大丈夫かな?とも思ったが朝早くからこん
な山奥深くまで訪れるもの好きはいないのであろう。



 「何とまぁ!!ワイルドな」、いきなりの印象である。
昨日見た「平家の里」とは真逆の趣だ。入口の門は切り出したままの丸太を両脇に
立て、その上に同じような丸太を乗せただけ。



 園内には当時の生活のリアル感を出すためにあえてしているのか、手入れが間
に合わないのか知らないが、朽ちかけたような小屋が幾つもある。
中には竪穴式住居もあり、それらの中がテーマに沿った展示スペースになっている。

 小屋を結ぶ園路も決してよく整備されたとはお世辞にも言えないもので、落ち葉が
積もり草が生え地道泥道ありで夏の頃ならマムシが出るのでは・・・そんな風である。



 狩猟のテーマ小屋では、熊や鹿、ウサギ、タヌキ、ムジナなどなどのはく製がジオ
ラマと共に幾つも飾られていて、中には頭蓋骨や骨、皮などが並べられている。
獲物の解体を再現するのが解体小屋だ。
裸電球に照らされた熊の解体の様子は作り物とは言え、なんとも生々しい。



 「平家落人の暮らし」云々と言うより、マタギの生活を伝える民族資料館的色彩が
濃く、展示物は中々に刺激的でディープで、その極めつけは「未成年者はご遠慮く
ださい」と書かれた「夫婦木観音」だ。
湯西川の山林から集められた霊木・奇木・珍木の数々が・・・。(続)



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