簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

JR倉敷駅(水島臨海鉄道に乗る)

2022-07-27 | Weblog
 昭和56(1981)年、三代目として竣工したJR倉敷駅舎は、町の玄関
のシンボルと言われ、地上8階建てのビル(高さ42m)であった。
ホテルや商業施設が入り、夏には屋上にビアガーデン等も開かれ、盛況
を見せていた。



 その駅ビルの3階から上部分が減築解体され、2階建て駅ビルに生まれ
変わったのは平成27(2015)年3月の事である。
竣工に合わせ構内には、商業施設である「さんすて倉敷」がオープンし、
再び駅ビルに賑わいが戻ってきた。



 駅は単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線を持つ地上駅で、駅舎
は南北連絡通路である橋上に設けられている。
山陽本線の途中駅であり、また伯備線の起点駅でもある。
隣接したところに、水島臨海鉄道も乗り入れている。
利用客は岡山駅に次いで多く、観光で訪れる客が多いのも特徴だ。



 残念なことに、ここには新幹線の駅が併設されていない。
山陽新幹線の新倉敷駅は、当駅からは山陽本線で西方に二駅、10㎞ほど
離れた玉島駅に作られ、それを期に新倉敷と名を変えている。
 倉敷駅周辺の用地買収の手間を考慮したらしいが、観光都市を自負す
る倉敷にとっては、痛恨の極みと言ったところで有ろう。



 南口に出ると、駅前には中央部分を大きく開けた「コの字」型のペデ
ストリアンデッキが延びている。
両側を固める東西のシティプラザビルには、デパートやホテル、飲食店
などの商業施設等の入っている。



 デッキの下のロータリーの中央には、大きな花時計が造られている。
バスやタクシーの乗り場が整備され、駅前を通る国道429号線や倉敷の
メインストリートである、中央通りに向けて出入りが多い。
 周りには、白壁・蔵屋敷をイメージしたウエルカム看板なども有り、
「倉敷美観地区」観光地の玄関らしい賑わいを見せている。(続)




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