簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

岡山カルチャーゾーン  (岡山市内路面電車・番町線)

2021-07-19 | Weblog
 市内電車を「城下」で降り、東に向け烏城道を緩やかに上れば旭川畔
の石山公園に出る。
岡山城の本丸が有ったのがこの石山で、所謂「丸の内」で、周辺には城
の遺構である石垣なども残されている。



 右手には、「岡山市民会館」があり、その奥に「岡山城」を、左手正
面の旭川の緩やかな流れ越しには「岡山後楽園」の深緑の森が見える。
近くには、能装束コレクションで知られる「林原美術館」や、「県庁」、
「県立図書館」等が立地している。



 川沿いの遊歩道を北に辿り、鶴見橋を渡り直進すれば後楽園の入口で、
正門前には県の文化財を中心に展示する「県立博物館」がある。
鶴見橋を渡り、左にとって逢来橋を渡ると目の前に大正ロマンあふれる
竹下夢二所縁の 「夢二郷土美術館」が見えてくる。



 再び城下の電停に戻り、コンサートホール「岡山シンフォニービル」
の円筒形の建物を見て、市電の軌道に沿って南に向かえば、旧日銀岡山
支店を再生した文化芸術の創造拠点「ルネスホール」の重厚な石造りの
建物が嘗ての威厳を誇るように建っている。



 又反対に城下を北に上れば、オリエント文化を一堂に紹介する「市立
オリエント美術館」、「能楽堂ホールテンジン9」(RSK放送本社ビル)
や、郷土所縁作家の作品を展示する「県立美術館」、市民芸術活動の拠
点「天神山文化プラザ」等が軒を連ねる一画を目にすることが出来る。



 「岡山後楽園、岡山城、旭川の周辺地域については、歴史・文化・自
然と調和した町並景観を形成するため景観形成重点地域へ指定する。」
(「岡山市 景観計画」平成19年12月)

 この市の計画に基づき、文化芸術関連の施設が集約するこの辺り一帯
は「岡山カルチャーゾーン」と名付けられた。(続)



  こちらも宜しく 


にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする