五稜郭から木古内の間が「津軽海峡線」の愛称で呼ばれているので、木古内か
ら江差の間だけを「江差線」と間違えやすいが、「江差線」は五稜郭から木古内を
経て江差までの間80キロほどの路線である。
その開業は大正2年と古く、五稜郭から上磯間からはじまり、次第に伸延され昭
和11年に江差までの全線が開業している。
現在工事中の新幹線が開業すると、「津軽海峡線」と呼ばれる五稜郭と木古内の
間はJRから離れ、第三セクターに転換されることが早々と決まっている。
そしてその動向が話題になっていた、木古内と江差の間37.8キロは、その後廃止
と発表された。
この間は典型的なローカル線で、現在一日の運行は朝夕を中心に6往復のみで
ある。利用客数(輸送密度)は、1キロ当たり一日平均で41人、昭和62年のそれと比
べると六分の一にまで落ち込んでいる。
これはJR北海道の中では最低の数字だと言う。
厳寒の地らしく車両の窓も二重になっている。
そんな冬場の除雪費用が嵩む路線らしく、年間の赤字額が3億円以上に膨らむと
の試算が廃止の理由らしい。(「江差線(木古内・江差間)の鉄道事業廃止について」
JR北海道 平成24年9月3日による)
すぐ横で新駅の工事音が響くホームに停まったキハ40系1両のワンマン運転の
列車に、カメラやバック抱えた観光客風の乗客がたくさん乗り込み、車内はほぼ
満席だ。どうやら廃止される前に乗っておこう、撮っておこうと言う事らしい。(続)
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ら江差の間だけを「江差線」と間違えやすいが、「江差線」は五稜郭から木古内を
経て江差までの間80キロほどの路線である。
その開業は大正2年と古く、五稜郭から上磯間からはじまり、次第に伸延され昭
和11年に江差までの全線が開業している。
現在工事中の新幹線が開業すると、「津軽海峡線」と呼ばれる五稜郭と木古内の
間はJRから離れ、第三セクターに転換されることが早々と決まっている。
そしてその動向が話題になっていた、木古内と江差の間37.8キロは、その後廃止
と発表された。
この間は典型的なローカル線で、現在一日の運行は朝夕を中心に6往復のみで
ある。利用客数(輸送密度)は、1キロ当たり一日平均で41人、昭和62年のそれと比
べると六分の一にまで落ち込んでいる。
これはJR北海道の中では最低の数字だと言う。
厳寒の地らしく車両の窓も二重になっている。
そんな冬場の除雪費用が嵩む路線らしく、年間の赤字額が3億円以上に膨らむと
の試算が廃止の理由らしい。(「江差線(木古内・江差間)の鉄道事業廃止について」
JR北海道 平成24年9月3日による)
すぐ横で新駅の工事音が響くホームに停まったキハ40系1両のワンマン運転の
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満席だ。どうやら廃止される前に乗っておこう、撮っておこうと言う事らしい。(続)
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