簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

釜石にて(JR乗り潰しの旅)

2011-02-18 | Weblog
 夕方6時少し前に釜石に到着した。
すぐに乗り継げる便もあったが、折角だからここで、地のもので夕食をと思い一列車遅らすことにした。





 この時期の日没は本当に早い。
駅前正面の新日本製鐵釜石製鐵所の巨大な建物が、黒いシルエットと成って聳えている。
窓から僅かばかりの明かりを漏らしているだけなので、駅前は随分と暗かった。
日本を代表する企業の城下町の割りには、人の通りも少なく、思った以上に活気が感じられない町である。



 駅のすぐ右手に、「駅前橋上市場 サン・フィッシュ釜石」がある。
何か地のものでも・・と思い、予め調べておいたお目当ての店を訪ねてみたが、生憎丁度閉店したところ。
こんなに早い時間に閉めるとは思ってもいなかった。
もう少ししっかりと営業時間まで調べておくのだったと後悔した。
他に一軒だけ開けているところも有ったが、高そうな構えの店なので入るのを止めた。

 仕方なく今売出し中の「釜石ラーメン」でもと思い、駅に戻り駅員に評判の店を尋ねたら、お気に入りの店は
駅の近くには無いとのこと。
駅の近くにも店は有るらしいが、折角なら評判の店で食べてみたい。
急げば、行けなくもないが、気ぜわしいので結局諦めた。
コンビニでありふれた夕食を買い、駅のベンチで摂ることにした。

 山田線で宮古までは、1時間20分余りだ。
「ようおでんした」と歓迎の横断幕のかかる終着宮古には9時少し前に到着した。
ここ、本州最東端で列車を降りる人は数える程で、最果ては寂し町だった。(続)





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