簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

土佐 龍温泉・三陽荘にて

2010-11-10 | Weblog
龍の浜と言われる、美しい海岸の前に宿は建つ。



館内に一願成就の黄金の大師像を祀り、ここもお遍路さんには評判の良い宿らしい。
お大師さんが杖で示された場所を掘り下げたら噴き出たと言う45度の温泉が有る。
ナトリウム・カルシウム塩化物温泉の、少し塩辛い温泉にユックリと浸かり疲れを
癒す事が出来る。



入浴後、フロントで縫い針を借り、マメの手入れをする。
色々対応してきたのが功を奏したのか、ここに来て両足の裏に小さなマメがやっと
出来た・・と言う位、ここまで大したトラブルも無く歩いてくる事が出来た。

五本指の靴下を脱いでみると、両方の足の裏に小さなマメが出来かけている。
それに歩いている時はほとんど気付かなかったが、両足の第四指の叉のところが少し
擦れて水泡が出来かけているが、そんなに痛みは感じない。
フロントが貸してくれた消毒液を付けた針で水泡を破り、ティッシュペーパーで慎重に
水を絞り出す。
その後消毒液をかけ、絆創膏を貼り、その上から幅広のテープでぐるぐる巻きに固めて
しまえば治療は終わり。

これで安心して夕食が摂れる。
お食事処のテーブルには、豪華に海の幸、山の幸が並べられている。
値段の割にはお値打ち感がある。
のどが渇いていたので、お気に入りのKビールがことのほか美味い。



テーブルの周りには、これまでに同宿だった、あるいは道すがら、時として同行した
顔見知りの遍路が大勢揃い、遍路話に話題が弾む。
歩き遍路と言う共通項だけで結ばれる知らない者同士の一期一会。
その会話は何時までも尽きることがない。(続)





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