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IMT within the JP Tower

2014-04-16 | art
Intermediatheque
丸ノ内JPタワー内にある東京大学総合博物館インターメディアテク

 2010年12月に訪問した、小石川植物園内にある東京大学総合研究博物館小石川分館が、'13年に建築ミュージアムとなってリニューアル。

 それまで展示していた医学研究標本などは、東京駅丸ノ内口からすぐの新築JPタワーKITTEの中にオープンした、学術文化総合ミュージアム・インターメディアテクに移され、無料公開されている、と聞いていたので行ってきました。
 日本郵便株式会社がリニューアルしたビルの2-3階に位置するインターメディアテク(IMT)は、近代的なビルの中にあって、そこだけ特別レトロな雰囲気の内装に仕上げてあり、床の古い木の質感と年代物の標本や棚類から醸し出される独特の空間は損なわれていませんでした。
 小石川分館では、常設展示は写真撮影OKだったのですが、IMT内では禁止なのが残念。展示スペースが広いので、標本も大きな象やキリンの実物大骨格標本やら、様々な動物のはく製やら、見応えは十分ありました。ちょうど、同じ帝大だった京都大学総合博物館からも標本コレクションが展示してあり、東西のサイエンス・アートが一度に見られました。
 5月11日まで開催の「東大医学 蘭方医学からドイツ近代医学へ」のコーナーにあった、男の頭部(↑上画像左のパンブレットに半分だけ写っている)は、江戸時代オランダのカピタンが幕府に献上した人頭解剖模型を、奥医師桂川甫周が拝見して制作させたもの(だったと思う)だそうです。この半分顔面がめくれた男の模型、西洋だったらワックス(ロウ)で作られるのだろうけれど、木製。すごい手業です。もちろん『解体新書』も陳列されています。
 2フロアを使っているので、全部をしっかり見ると結構時間がかかります。これで無料、駅から歩いてすぐの距離にあるから、時間潰しや待ち合わせにも使えそうです。
 
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