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53 stages of Tokaido-narumi-

2009-08-10 | trip

               東海道四十一次鳴海宿ヨリ一里-有松村-

2007年に用事があって訪ねた“有松絞り”で有名な有松。
東海道五十三次の41番目の宿・鳴海宿から約4キロで、近くには桶狭間古戦場もあります。国道1号線から少しそれているので、旧街道の街並みが保存され観光地化していますが、特にイベントがない時は観光客も人通りも多くはないので、江戸時代を偲んでぶらぶら散策するにはもってこいです。

最近、ある人と話していて、その方が有松に関係している方だったので、有松絞りの始まりについて貴重なお話をきくことができました。それは現代の内輪噺しなので書けませんが、、、。
有松絞りは、何もない村の「村おこし」として京都へ視察に行って開発した産物だということを私はその時始めて知りました。地場産業として発展した有松絞り染めは、江戸時代中期には既に全国に名高い名産品となって、東海道を旅する人々特に女性に人気だったそうです。

もう10年近く前に、絞り染めの工程を「有松絞り会館」で見学したことがありますが、完全分業制の細かい職人業でした。当時何も知らなかったので、「絞り」作業をしているおばあさんに、「染めるのもやるのですか?」と質問して、90歳だかの彼女は手を休めることなく「わしはずっとこれだけ」とおっしゃっていました。
それだけにお値段も高いのですが、有名百貨店で売られているのよりは地元の方が格安です。


コメント
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