スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

茶席の風情に身をおいて・・・慈光院にて ②

2010-09-09 09:28:48 | 出来事


昨日の続きです。

昨日、紹介しました書院は、天井や鴨居の高さが低く、座ったときに安らぎや落ち着きがでるようにされていて、まさに茶席の様式が演出されています。
武士の世にあって・・・この部屋では刀傷沙汰を起こさない配慮なのでしょうか?

さて、今回紹介するのは、重要文化財の3つの手水鉢と蹲踞(つくばい)。そして建屋の随所に見かけた扁額の文字。更に、庭に咲いている花たちです。


▲「独坐(どくざ)」と「角バラズ(かどばらず)」の手水鉢(ちょうずばち)。


▲「女ノ字(めのじ)」の手水鉢と蹲踞(つくばい)。


▲書院の中の間の廊下に掛けられていた扁額。「衆遠」と書かれています。


本堂の離れの茶室、「閑」。


▲部屋に活けられていた花。右側の実は胡桃なのです。境内にあったものを活けてみましたと・・・和尚さん。左側の実は聞くのを忘れました。


▲「凌霄花(のうぜんかずら)」と、萩。


▲「槿、木槿、無窮花(むくげ)」。蜻蛉もおりました。