いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

この世の不思議な物語

2005年10月25日 09時21分36秒 | Weblog
 シルバー社交ダンスを始めて今年で五年目になる。色々なダンスサークルに
所属して多くの知人を得た。現職時には考えられなかった生活環境の変化で
ある。
今では、社交ダンスのレッスンが仕事と言ったところである。このサークルの
中に週4~5回会っている○○夫妻が居る。レッスン、ダンスパーティー、ダン
ス旅行等でご一緒して共に楽しんでいる間柄で、その姪御さんが入院している
との話を聞いたが、あまり気に留めることもなかった。
 他県(実家)にいる義弟の嫁さんが肺ガンのため入院したとの連絡があり、
家内と見舞った時にはTVでアメリカの野球を観戦ていたのに入院二ヶ月後に
訃報の知らせが入った。亡くなる一ヶ月前にホスピスで夫と共に過ごし亡くな
る前日まで外気に接しながら早く家に帰りたいと言っていたとゆう……
 多くの生花が故人の周りを飾っていた。その中に、この地方では余り見かけ
ない○○夫妻と同じ姓の生花が目に留まった。初七日を過ぎて帰宅したが両親
は共に85歳でこれからが心配である。
○○は義姉に当たり、故人は姪に当たると言う。なお、話を進めて行くと17年
前の結婚式にも○○夫妻は出席したと……
 慌てて、義弟の結婚式の写真を取り出してみた。○○夫妻と私達夫婦は同じ
写真の中に収まっていた。お互い結婚式の写真を見ながら代わる代わる電話
口で長い時間話し合った。しかも、実家へはニ三度行った事があると もう
驚きの連続であった。こんなことがあるなんて。○○夫妻とは親戚同士であっ
たことになる。
 これも、故人が導いてくれたことだと思う。あの生花が無かったら、恐らく
判らずに交際し、お互いの会話の中に似たような身の上話もあるもんだと思い
ながら左から右へと流れていったことだろう。私にとって、世にも不思議な実
体験であった。

 ◎ホスピス
  癌などの末期患者の身体的苦痛を軽減し、残された時間を充実して生きる
  ことを可能とさせるとともに、心静かに死に臨み得るよう幅のひろい介護
  につとめるための施設。また、家族もホスピスの対象に含まれる。



 
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