いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

思いやり解決は将来に禍根を残す

2008年02月29日 07時59分59秒 | 兎に角書きたいの!
 2月29日日刊紙よると「中国製ギョーザによる中国事件で、中国公安省は28日、問題の殺虫剤メタミドスが、中国内で混入された可能性は極めて低いと断定し、明言は避けつつ日本国内で混入した可能性を示唆した。さらに、捜査協力をめぐっても、日本側の対応を批判した。……」とある。
 このような結果については、民間会社が問題となっている食品を中国に譲渡した時点から私はいやな予感を持っていた。
 外交による解決事件での対応は、日本は情緒的解決を得意としている。国益よりもその場の雰囲気、相手を思いやっての解決で本当に事件は解決しただろうか。
 例えば、金大中事件、教科書問題、慰安婦問題そして米軍への思いやり予算などとその場をしのごうとする日本のとった態度からその後に大きな問題事件となってきている。
 今回のギョウザ問題も北京オリンピックを迎えようとしている中国にとってはマイナスイメージである。日本も総合的に物事を捉え問題の解決に向かう心構えが欲しい。今回も決して相手を思いやりうやむや解決を図ってはならない。思いやりが逆手に取られる可能性を秘めている。
 戦いをしようとすれば、弾薬の物理的攻撃だけではないことを今回の食中毒事件は日本に目を開けと神からの警告だと思っている。
 食料による殺傷、韓国から不法投棄されたポリが一万個以上日本海側に漂流し中国のごみも漂流している。例えば、このポリに劇薬が詰め込まれていたらと思うとゾットする。
 国家にとって最も重要な任務を負う自衛隊のイージス艦「あたご」が漁船「清徳丸」に衝突した事故後の防衛省の対応不安が募る。国家としての視点が欠けているような気がする。特に外交においてや!
 相手をおもんばかる日本の美点は、こと外交に関しての最大の弱点になっている。食中毒事件の真相解明に日本として最大の努力をし、国民に安心感を与えて欲しい。
 安心は、福田総理の最大の関心ごとであるはずだから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする