邦画ブラボー

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「こんにちは、母さん」

2007年06月05日 | ★TV番組
録画してあったNHK土曜ドラマを見た。
「こんにちは、母さん」
題名がいいですね。

大会社のリストラ担当になった息子(平田満)は
仕事に疲れ果てている。

2年ぶりに下町の家に帰ってみると
ひとり暮らしの母親(加藤治子)はボランティアに励み、
なんだか生き生きしている。
カルチャースクールの講師(児玉清)と
ラブラブ(死語か)みたいだ。

息子は面白くないわけだ~~

親子を中心にした人間模様を、
泣き笑いを交え
考えさせつつも暖かいタッチで細やかに描くドラマ。
といったらいいのだろうか。

ボランティア仲間の渡辺えり子、
いしだあゆみにも色々と悩みがある。
息子の同僚(段田保則)はリストラ勧告され、
家に上がりこんでくる。
隣では中国から来た留学生が、
甲高い声で日本語の練習をしている。

登場人物がめくるめくように交錯し、
それぞれの音色で音楽を奏でている。

人生いろいろである。

すこし欲張りな気もするくらい盛りだくさん。

物干し台のセットなどは、
まるで舞台劇のようだなあと思ったらこれ舞台劇だったのですね

長いセリフを一気にこなす出演者は
一部を除いてみな舞台経験者ばかり。
テンションは異常なほどに高い。
熟年の恋も絡んで、意欲的なドラマだった。

どうでもいいけどいしだあゆみはいつからあんなに声が低くなったのだろう?

まさに狂騒曲といったカンジの
第二回であったが、様々な音色をコンダクターがどう料理して
まとめていくのかこれからが見ものである。


久しぶりにドラマで拝見した
大学教授役の児玉清がピカリと光っていたので
本屋に行き、「寝ても覚めても本の虫」を買ってしまった!

永井愛脚本:岡崎栄演出

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