邦画ブラボー

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「嫌われ松子の一生」

2007年06月09日 | ★愛!の映画
狂乱のジェットコースタームービー。
テンポよく乙女チックながら悲惨。

晴れときどき土砂降り。雷、突風あり。
ひとりの運(男)の悪い女の一生をポップに描く。

松子の思考回路かなりぶれてますが。

ミュージカルのように音楽が多用され
CGが散りばめられた映像はドロップのように鮮やかである。

「ぼくのバラ色の人生」、
「ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ」や
「アメリ」にも共通するところがある。
インド映画のテンションにも!

どなたかがおっしゃった
人生は喜劇であるとは至言か。

松子は極端だけど、
愛を求めて
性で人生踏み外す人間ってかなり存在するように思う。

巡り巡って最後にたどり着くのが(着きたかった場所?)
生家(原点)であるところが悲しく、身も蓋も無い。

中谷美紀はしっとりした役も似合うけど
コメディエンヌ的な役もこなせる貴重な女優さんだ。

多彩なキャストが楽しい。
チンピラ役の武田真治がよかったな。
「今風にドスが効いた」ト●コ風呂のマネージャー役は
スカパラの谷中さんなんですねっ!

「下妻物語」もいってみよう!!

中島哲也監督
原作山田宗樹
脚本 中島哲也
音楽 ガブリエル・ロベルト 渋谷毅
撮影 阿藤正一

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