「やっぱりへんな人でした!」
小津のことを愛すべき「へんな人」だという
志らくが
小津と長年一緒に映画づくりをし、公私共に付き合った
プロデューサーの山内静夫さんと
義妹の小津ハマさんから話を聞き
偉大な監督の人となりに迫る。
この回が一番面白かったかも!
山内さん曰く、信念が非常に強い人だったと。
好みがはっきりしていて
例えば好きな女性のタイプは
「スッキリした人!」長い髪をおろした人とかはダメ!
ひっつめにしてきりりと結わえているような・・
だから必然的にいつも似たような登場人物になってしまったとか。
気に入った女優さんは何度も使った。
また、「結婚」を題材にした作品が多いのに
自身は生涯独身で母親と暮らした。
多分理想が高い上に、母親にも気に入られるような女性がいなかったからでは?
と推測していた。
洋服のこだわり:
(オーダーで作らせたスーツはどれもグレー・細かいところが少しづつ違っていた)
帽子は白いピケ・同じ形を一度に十個くらい注文したそうだ。
映画の中の色彩にもとことんこだわったことも有名だ。
衣裳も自分で選んだが、特に着物は反物から選んで作らせたそうだ!!!
徹底的にこだわりぬいた作品は誰にも真似できない小津芸術作品だ。
今までは小津調に浸って和んで見てしまっていたが、
今一度
志らくさんに見習って作品を細部までよ~~くみたい気持ちが湧いてきた。
特に「色のシークエンス(連鎖)」に興味が。
緑のバケツが映ったら、
次の場面では緑の茶碗がさりげなく左隅に映りこんでいる、
そして次はまた緑色の何かが・・みたいな
色彩の遊び?デザイン!が施されていると。
耳に残った言葉。
「時代に流されない
人間の性格みたいなところでドラマを作ったから
いつの時代でも支持される」(山内さんの言葉より)
やはり類稀なる芸術家だな~~。
「へんな」というのは賞賛の言葉だったのですね。
さて・・・
これは小津好みの着物かな~~?
と、思いながら祖母から譲り受けた
渋い黄八丈の着物を引っ張り出してみたがいかがでしょう、小津さん?!!
●番組HP 知るを楽しむ:こだわり人物伝「小津安二郎は落語だ!」
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小津のことを愛すべき「へんな人」だという
志らくが
小津と長年一緒に映画づくりをし、公私共に付き合った
プロデューサーの山内静夫さんと
義妹の小津ハマさんから話を聞き
偉大な監督の人となりに迫る。
この回が一番面白かったかも!
山内さん曰く、信念が非常に強い人だったと。
好みがはっきりしていて
例えば好きな女性のタイプは
「スッキリした人!」長い髪をおろした人とかはダメ!
ひっつめにしてきりりと結わえているような・・
だから必然的にいつも似たような登場人物になってしまったとか。
気に入った女優さんは何度も使った。
また、「結婚」を題材にした作品が多いのに
自身は生涯独身で母親と暮らした。
多分理想が高い上に、母親にも気に入られるような女性がいなかったからでは?
と推測していた。
洋服のこだわり:
(オーダーで作らせたスーツはどれもグレー・細かいところが少しづつ違っていた)
帽子は白いピケ・同じ形を一度に十個くらい注文したそうだ。
映画の中の色彩にもとことんこだわったことも有名だ。
衣裳も自分で選んだが、特に着物は反物から選んで作らせたそうだ!!!
徹底的にこだわりぬいた作品は誰にも真似できない小津芸術作品だ。
今までは小津調に浸って和んで見てしまっていたが、
今一度
志らくさんに見習って作品を細部までよ~~くみたい気持ちが湧いてきた。
特に「色のシークエンス(連鎖)」に興味が。
緑のバケツが映ったら、
次の場面では緑の茶碗がさりげなく左隅に映りこんでいる、
そして次はまた緑色の何かが・・みたいな
色彩の遊び?デザイン!が施されていると。
耳に残った言葉。
「時代に流されない
人間の性格みたいなところでドラマを作ったから
いつの時代でも支持される」(山内さんの言葉より)
やはり類稀なる芸術家だな~~。
「へんな」というのは賞賛の言葉だったのですね。
さて・・・
これは小津好みの着物かな~~?
と、思いながら祖母から譲り受けた
渋い黄八丈の着物を引っ張り出してみたがいかがでしょう、小津さん?!!
●番組HP 知るを楽しむ:こだわり人物伝「小津安二郎は落語だ!」
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お祖母様からの黄八・・・見せていただきたいです~!!
実は私、小津作品の良さがよく分からない頓珍漢なのですが、監督の人となりは興味深く拝読しました。
お洒落な男の人って、同じ物を何枚も誂たり買ったりするというの、憧れますわぁ。
(先日読んだ「花森安治の編集室」では彼はマクレガーの白のジャケットを何枚も買っていたと書かれていました。)
色の連鎖、言われなければ気が付かない、でも映画の中で場面のつながりのような効果を発揮するような、不思議な技ですねぇ。
機会がありましたら、もう少しじっくり観てみようと思います。
けっこう布が弱っているので
そ~~っと着てます(笑)
私の小津初体験は「彼岸花」で、
山本富士子さんや
田中絹代さんの着物ばっかり見ていました(笑)
「小早川家の秋」と「浮草」も好きです。
場面のつながりの効果・・
確かにそうですね。
面白い試み・不思議なワザだと思います。
今、中野翠さんの「小津このみ」を読み直しています!「花森安治の編集室」、面白そう!
こんにちは。
元旦におじゃまさせていただいた杜の狸です。
小津監督の番組見逃してしまいました。残念!
小津監督の作品は 戦前と戦後でずいぶんと変化してますよね。作品の舞台も下町から山の手そして鎌倉へと監督自身の移り住んだ地へと変わっていますね。
日本映画専門チャンネルの成瀬巳喜男監督の特集を楽しみにしています。 「流れる」と「めし」が私のお気に入りです。
黄八丈のアップ楽しみにしていますね。
小津特集、落語家で映画マニアの
立川志らくさんの
視点が面白かったです。
>作品の舞台も下町から山の手そして鎌倉へと監督自身の移り住んだ地へと変わっていますね。
確かにそうですね~~
やはり環境によって舞台も変わったのですね。
成瀬監督作品も大大好きです。
どうしてああも女性の気持ちが
わかるのでしょうか??ナゾです。
黄八、けっこうお気に入りなんです。