スロットル側リンク系の組込み前に、アクセルペダル側リンク機構部品達もバッチかった
ので清掃をする事にしました。。。(^_^)
現状は、こんな感じ。。。やはり亜鉛メッキ層が自己犠牲の腐食で結構きてます。(-_-)
暫しの観察後、こちらのシャフトからバラシを開始。。。
車内からアクセルペダルを踏み込むと、その動力は最初のリンクで上下に動作しエンジン
ルーム内に導かれてこちらのレバー&シャフトで左右回転方向の動きを変換させる機構と
なっています。。。
上下動作のボールジョイントを外して・・・
先端のクリップを外します。
後は、シャフトを後方に押してあげれば、何の工具も不要でシャフトが外れました。。。
次に後方側のシャフト軸受けとなっている、こちらの部品を外します。
部品脱落時のタオル養生して・・・すぐ上のケーブルクランプを外し工具のアクセスをし
易くした後、タッピングネジ2本を取ればこちらの部品は簡単に外せます。。。
自在軸受けでしょうか。。。
結構汚れてます。
ハウジング、ダンパー、軸受けアウター、インナー。。。と言った、こんな4部品で構成
されていました。
次に前方側の軸受けブラケットの外し。。。
続いては、AT変速タイミングリンクレバーを外します。
撤去後。。。
こちらが、今回外した部品達っすね。。。
塗装後、24時間以上乾燥させ いよいよ組立て。。。
ダクトの締結は、元々のリベット締結も考えていたんですが、以降のメンテ性を考慮で
ネジ締結にします。。。M4バインドネジと袋ナットの組合わせ。
これはこれで、良さげな雰囲気・・・(^_^)v
・・・良いね。。。
ダクト締結が完了。。。
次に蓋カバー締結用クリップを取り付けます。
・・・プライヤーでギュっと変形させて組込むので、塗装が剥げちゃった。。。(^^;)
これ、後程タッチアップ補修します。
こんな感じに完成です。。。ヽ(^◇^*)/
次なるは、エアクリナーケース本体とバラシたダクトの塗装加工です。。。
ペーパーヤスリで塗装部分の足着け加工(下地処理)をして、マスキング養生。
底部分は、全体を塗装せずこんな感じにマスキングしました。
ダクトも同様に足着け処理とマスキング。。。(^o^)
最初にプライマー塗装。。。特にダクトは、プラ製なので念入りに実施。(^_^)v
ダクトの上塗り塗装完了。。。これで、3回塗りっす。
お色は、手持ちのブラックで。
ケースは、この為に購入したブルーメタリック。
・・・3回塗り+クリアー2回塗りにてフニッシュです。
さて、クリップのゴム付着加工はと、いうと・・・
こんな案配。かなりポッテリとゴムが着しました。・・・2回のディップです。
・・・結構ムラが有ったりして。。。(^^;)
こちらの目的は、クリップ操作時のスベリ止めなんですが・・・
ただ、残念なのは結構ベトベト感が有って 汚れを呼んじゃう・・・って思います。
これは、チョイと失敗策かもなぁ~。。。(-_-)
カバーを固定するクリップは、洗浄&サビ除去後 サビ防止の目的で塗装することにしま
す。。。
タッチアップ塗料を使って筆塗りしますが、艶消しブラックとシルバーとで迷って
それぞれで、サラッと試作塗り・・・
う~ん、ブラックかなぁ~・・・。
更に今回、、、チョイト加工を。。。(^_^)v
こんな感じにマスキング処理を。
かなり以前、入手していた こんなのを試すことに。。。
・・・まあ、溶けたゴムですね。。。これ、意外にも水溶性。(^o^)
でもって、こんな具合にディップ処理します。。。
・・・さあ、どんな感じになりますか。。。?
スロットルリンクのお掃除と並行して、エアークリナーケースのお掃除メンテも行いま
す。
今回は、本体側。。。以前、カバーの方は清掃磨きってなことで実施済み。
本体ケースは、形状が複雑なのもあって何もしてなくてお掃除は長年伸び伸びとなってい
ました。。。(^^;)
カバー固定のクリップも外して・・・結構、気合い入ってます~。。。(^o^)
更に更に・・・
こちらのエアーダクトも外します。・・・これ、リベット固定ですが こいつをドリルで
揉みほぐして・・・
外します。。。
この状態で、洗浄と錆取り研磨を実施です。。。
一次連接ロッドとATタイミングロッドは、ステンレスなので汚れ除去後、メモした長さ
で再組み立て。こちらの部品は、このまま組付けます。
ステンレスでは無い部品達は、メッキ層がほぼ無くなっているので防
錆処置のため塗装を施します。
・・・で、その準備のマスキング処理を実施。
防錆処理は、お得意の亜鉛粉末塗装っす。。。(^_^)v
これは、所謂 亜鉛メッキと同等な効果を狙うモノ。。。
亜鉛メッキは、鉄素地に亜鉛被膜を形成させ亜鉛が酸化する自己犠牲作用を利用して鉄素
地の酸化(劣化)を防ぎます。
今回は、元々の亜鉛メッキ層が駄目になっていたんで新たに亜鉛塗装して亜鉛被膜を形成
させます。
亜鉛塗装では、外観的につまらない(色気がない)ので、手持ち有り合わせの塗料で
上塗り処理をしました。。。
・・・まさかのゴールド色仕様っす。。。(^^;)
さて、スロットルリンク系のお掃除を開始~。。。(^_^)v
リンクの各ロッドを外した後、ここのカムリンクもチョー汚いので外して清掃します。。
部品廻りにウェスで養生。。。E型止め輪を慎重に外します。
エンジンルーム内に落したらアウトですからね・・・(>_<)
・・・無事に外せました。(^_^)v
その後、カムホルダーブラケットも撤去。。。
前方スロットルリンクレバーは、ここのネジが硬くて外せません。。。(>_<)
CRCをたっぷりぶち込んで、コレは後回し。。。
今回取外した部品達。屋外でパーツクリーナーでザックリ洗浄を実施。
部屋に持込んで確認。。。これは、カムホルダーブラケット。
一次側のレバーカム。。。亜鉛メッキ処理されていますが、表面はすっかり酸化。・・・
亜鉛層の自己犠牲作用は もう限界って感じ。。。(-_-)
あ、おベンツマークが型押しされてる。。。
こちらの二次側レバーも同様ですね。。。この部品にもベンツマーク入ってるね。
一次リンク連接ロッドです。。。こちらは、素材がステンレスと思われます。
汚れ清掃のみで復活しそう・・・。(^_^)v
AT変速タイミングロッド。。。これもステンレス。
オートクルーズアクチェータからの連接ロッド。・・・亜鉛メッキ層は限界。。。
カムレバーからスロットルまで動力を伝える一番長いロッド。。。これも亜鉛層が限界と
思われます。・・・これ、別途 防錆処理だなぁ~。。。
有ればですが、新品部品に置換えたい位です。
前回、スロットルタイミング調整をしたんで、各ロッドの寸法をメモします。。。
・・・で、洗浄するため更にバラシます。露出部分と、そうでない部分
雲泥の差。。。
各部品を洗浄しました。
まあ、殆どが耐水ペーパーを使った 水研ぎ錆落としの作業ですが。。。
スロットルリンクを調整して、驚く程エンジンレスポンスが向上しました。。。
その調整実施時にリンク系がチョーばっちかったので、今回は 当然と言う感じでお掃除
メンテっす。。。(^_^)
が、が、が、その前に 普段から不満のあるアクセルの重たさ。。。
で、清掃前の現状の各リンク系の負荷(重たさ)測定を実施してみました。。。
調整済みのスロットルリンク系・・・。
アクセルペダルを踏み込むと、車体内からのリンクを経て まずこのレバーが手前に回転
します。・・・まずは、ここの負荷を測定してみます。
こんな感じにプッシュ・プル・ゲージを使って。。。
リンク系のガタが殺される時の重さ・・・約2kg。
ス全てのリンク系が動き始める時の負荷・・・約2.4kg。
で、スロットルが空き始める負荷が、約3.4kg。。。
こちらは、スロットル全回時の負荷・・・約7.4kgです。。。
お次は、ココの負荷測定。。。同じくスロットルが空き始める時に約1kg。。。
最終リンクレバーのところで、約800g。。。
更にスロットル直動のレバーのここ。。。
600gです。。。こおの測定では、計測器の自重が加算されるので実際は200g程度
と思われます。
次にココのリンクレバーを外します。
こちらの負荷は、800gと、リンク結合時とさほど変化無。
更にこの状態で、スロットル直下のリンクレバー・・・今回は、ゲージ自重を殺す感じで
測定・・・実測値で200g程。。。
スロットルリンク系で最終のこちらのリンクレバーでは、さほど自身の負荷は無い感じ。
先程の最初のリンクレバーで、以降のリンク系を外して測定・・・約1.2kgとかなり
低くなりました。
・・・先程のリンクが繋がった状態で測定では、2.4kgだったので、このレバーから
先の負荷抵抗のトータルが1.2kg有ると思われます。。。(^o^)
更に測定。。。600gです、これは、先程の1kgから結構下がった値で、
差の400g程がこちらから左記の連結負荷ムダと思われます。。。
最後は、ここ。。。アクセルペダルの踏み込み時の加重。。。
この位置で計測してガタ分のみで、約1kg。リンクが動き始める加重は約1.5kg。
最大踏み込みでフルスロットル時(キックダウンスイッチ手前)で約3kgでした。。。
今回、なんで負荷を測定したかと言うと清掃メンテでリンク駆動系の抵抗軽減に効果が有
ったかどうか?・・・を数値的に確認したかったからですね。(^o^)
それと、もう一つ。。。アクセル重たい・・・の改善の事前確認ってのも有ったりし
て・・・。
概ねアクセルペダルの負荷(重たさ)は、ペダルからエンジンルームへリンクで繋がる系
と、最初に上下方向からの動きを回転方向に変換する系が大きい感じです。
と、言うことは 今回お掃除メンテ予定の場所では、負荷を軽減するってなことでは、余
り関係ない・・・って、事・・・かな? (-_-)