緑の福祉社会・シンポジウムの企画

2006年04月29日 | 持続可能な社会
 すでに一部お知らせしていますが、「日本を〈緑の福祉国家〉にしたい」というシンポジウムを企画しています。

 昨日しっかりと話し合った結果、小澤徳太郎先生も喜んで参加・協力してくださるとのことです。

 環境が危ないという情報が溢れている割にははっきりと希望のある方向がほとんど示されていない――と私には見えます――中で、方向指示の決定版になると思います。

 今、前国立環境研究所長の大井玄先生と、小澤先生と、私の3人の合意のポイントは、

 1)エネルギーの無制限な消費を続けることは地球環境そのものの限界からして不可能である(しかしエネルギーの浪費をしなくても、環境・福祉・経済のバランスを取ることが可能であることはスウェーデンで実証されつつある)。

 2)(スウェーデンが典型的であるように)環境問題の根本的な解決には政治・政府主導の方向付けが必要である。

 3)本当に環境・福祉・経済のバランスの取れた〈緑の福祉国家〉を実現するには、それを可能にする国民の文化、指導者の資質という心の問題を視野に入れることが不可欠である。

という3点です。

 もう一人の候補の方とも話し合って、この3点で合意できたら参加していただくかもしれません。

 ともかく、いわば環境の〈ビッグ・ネーム〉に集まっていただくことができるのですから、しっかりと広報活動をして、できれば政治家や環境運動家や各分野の専門家なども含む本気の人を300人集め、シンポジウムの内容は出版し、それを核にしてさらに、方向性・思想のはっきりした環境運動を確立していくスタートにしたいと願っています。

 これは、自分につながる次の世代のために希望ある未来を創出するための、いわば先行投資です。

 そういう意味で、本当の成功には、あらゆる世代の参加・協力が必要です。

 ネット学生のみなさんにも、ぜひ、ご参加・ご協力をお願いします。

 それぞれのブログや口コミなどで、このシンポジウム企画の先行広報、『スウェーデンに学ぶ「持続可能な社会」』の広報、私の「自然成長型文明に向けて」の広報などに協力してください。


↓というわけで、是非、クリックしてメッセージの伝達にご協力ください。

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5 コメント

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Unknown (東の回廊)
2006-04-30 05:32:31
今の私にできることは、ブログランキングボタンを押すことと、先生の記事を紹介することくらいですが、協力させて戴きます。
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Unknown (YOKO)
2006-04-30 07:54:23
私はまず この本『スウェーデンに学ぶ「持続可能な社会」』を読んでみようと思います。
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ついに! (かた)
2006-04-30 21:55:39
ついに日本でも有効性の高い環境観・運動が広がりますね。

成功させたいです。

小澤先生も喜んでご協力くださるとのことで、ほっとしました(´∀`*)

1人で空回りして大好きな先生2人にご迷惑をかけていないかと少ーし不安だったので・・・・。



シンポジウム開催まで、もっと地球環境の現状について調べ、日本での妥当な政策・対策がどのようなものか、自分なりに考えておきます。

とりあえず関連記事を書いてトラックバックしました。

これからが本当に楽しみです!
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Unknown (mitani)
2006-04-30 22:44:13
やはり実現するのですね! 

あまりにとんとん拍子だったのでかなり驚きでしたが、やはり時代が必要としているということなのだと思いました。

ぜひ成功させたいですね。しかしMUSTにしてびくびくしていてもつまらない。有効な「協力」ができればと思っています。

「環境、ヤバイよ」とか言っているだけじゃじつにすっきりしません。

日本でたぶん初めて、明確で実効性のある方向性が示されるシンポジウムになるだろうとのこと、期待しています。
返信する
微力の協力で有力に! (おかの)
2006-05-01 11:02:11


>東の回廊さん



 早速の対応、有難うございます。すばらしいresponse・abilityですね。今後ともよろしく。



>YOKOさん



 そうですね。まず読んでください。目からウロコ、だと思います。



>かたちゃん



 一緒に成功させましょう。楽しみですね。



>mitaniくん



 実現します。これで、何とか本当に可能な持続可能な社会に向けた思想運動が始まるでしょう。始めましょう。



 いっそうの協力、よろしく。
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