私たちは、両親から生まれ、両親はそのまた両親から生まれ……ほんとうにたくさんのご先祖さまから、いのちを受け継いでいます。
ところで、「生まれた」というのは「生んだ」のではありませんね。
「生まれた」という言い方は、苦手だったかもしれない英文法を思い出していただくと、能動態ではなく「受動態」です。
be 動詞+過去分詞のかたちになります。
Ⅰ was born ですね。
ところで、この受動態の文章を能動態に変えるには、どうしたらいいんでしたっけ?
ふつうの受動態の文章では、能動態の主語になる言葉が by の後にあるはずで、それを主語にすればいいんでしたね。
ところが、I was born.の場合、by の後の言葉が省略されています。
ですから、それを補って( )bore me というかたちにすればいいわけですね。
ここでもし、( )bore me の( )をどう埋めますか? と聞かれたら、あなたはどう答えるでしょう。
もちろん、まず両親、それからご先祖さま……ですが、さらに遡るとどうなるのでしょうか?
さらに、私たちは、両親によって生まれただけではなく、いろいろないもののお陰で生きています。
それを英語で表現すると、I am kept alive by( ) となるでしょう。
ここでも、受動態です。つまり、「生かされている」ということになるのではないでしょうか。
この二つの( )をどう埋めたらいいでしょう?
私たちは、生かされている、つまりいろいろなもののお陰で生きています。
「お陰」というとお説教ぽく聞こえて抵抗があるかもしれませんから、言葉を換えましょう。
私たちにとって、「それがないと生きていけない」、「それなしには生きられない」ものには、どんなものがあるでしょう?
これから詳しくお話ししていくことになりますが、ここでまずご自分で考えて、できるだけたくさん思いついて、書き出してみてください。
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