老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

淡路のサンセットラインを楽しむ

2018年02月18日 21時27分16秒 | 旅行/色々な風景
 昨日洲本市の千光寺で義父の35日法要の後、久しぶりに淡路の西海岸を通ることにしました。
この西海岸に沿った道路は県道31号線ですが、瀬戸内海に沈む夕陽がセールスポイントになっており、別名“サンセットライン”という洒落た名前が付いています。

 先ずは、洲本市五色町にある「ウエルネスパーク五色」に立ち寄りました。
ここは、司馬遼太郎の小説「菜の花の沖」でお馴染みの、淡路島出身の海運業者で択捉―国後間の航路を開拓した高田屋嘉兵衛を記念する公園で、広大な敷地の中に色々な施設が設けられています。

 その直ぐ近くに、淡路島出身の阿久悠さん(1937-2007)の自伝的小説を原作とした映画「瀬戸内少年野球団」を記念した像と共に、モニュメントもあります。

 この映画は、1984年の公開で、終戦直後の子供たちの不安と希望を描いた作品ですが、夏目雅子の遺作で、彼女や郷ひろみの熱演ぶりは今でも記憶しています

 その像の横にあるモニュメントには「あのとき空は青かった」という阿久悠の詩が彫られているので紹介しましょう。

  戦争という洪水のあと/水たまりが残った
  水たまりのぼうふらは/泥水の息苦しさよりも
  見上げる彼方の/青い青い空を思った
  戦争という夜のあと/こどもの朝が訪れた


 この公園にはテニスコートもあり、以前にテニス仲間と来たことがあるのですが、久しぶりに立ち寄るとまた一段と整備されている様にも感じました。
昨日は園内にある洋らんセンターで、ランではなく多肉植物などの買い物をしました。


 その後、サンセットラインで淡路島の北端にある岩屋に向かったのですが、昨日は北西の風が強く波も立っており、海岸沿いの道路では波のしぶきが車にも結構掛りました。
また途中に小さな漁港が多く、水産業者も多いので、立ち寄って私の好きな干物類を購入しました。

 さらに、岩屋にある「道の駅あわじ」に寄りましたが、ここは丁度明石海峡大橋の淡路側の真下にあり、ここから見上げる大橋は、他では経験できない圧倒されるような景観です。(まさ)


ウエルネスパーク五色の駐車場前の階段

階段の横には、楽しい彫刻もあります

レストラン前にある、淡路の特産である瓦を生かした中庭

洋ランセンター

高田屋嘉平衛を記念した「日露友好の像」

淡路島が舞台になった映画「瀬戸内少年野球団」を記念するブロンズ像

像と並んで建つモニュメント「あのとき空は青かった」

淡路島の西海岸は風が強く、所々に風車があります

サンセットライン沿いの海岸は少し波が立っていました

道の駅あわじから見上げる明石海峡大橋

同上

同上