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ふーん・・・「顔に降りかかる雨」by桐野夏生

2015年02月17日 | 小説レビュー
~親友のノンフィクションライター宇佐川耀子が、一億円を持って消えた。
大金を預けた成瀬時男は、暴力団上層部につながる暗い過去を持っている。
あらぬ疑いを受けた私(村野ミロ)は、成瀬と協力して解明に乗り出す。
二転三転する事件の真相は?女流ハードボイルド作家誕生の’93年度江戸川乱歩賞受賞作。「BOOK」データベースより


ベストセラーを連発している作家さん「桐野夏生」のデビュー作品であり、江戸川乱歩賞受賞作品です。

スゴく期待して読んだんですが、読み終えるのに結構な時間がかかりました。
やはり、読む時間の長さと面白さは反比例?するものだと思います。

当たり前ですが、面白ければ面白いほど、あっという間に読破できますし、ストーリーにダイブできない作品は、結構時間がかかりますね。

「顔に降りかかる雨」のストーリーなら、もっと緊張感や危機感が出ても良さそうなもんですが、あまり盛り上がりもなく、何となくダラダラとした展開で進行します。

まぁ、デビュー作品ということなので、展開にムリがあったり、伏線が全然無かったり・・・と、粗削りな感じです。

やはり、東野圭吾とか、伊坂幸太郎に慣れていると、ハードルが高くなってしまうのかも知れませんね。

★★☆2.5です。


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