~ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった―。
ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。
彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは本当に一度だけ。これはぼくの闘いだ。「BOOK」データベースより
『ツナグ』で有名な辻村深月さんの作品です。オススメ小説やったんで、BOOK・OFF購入シリーズの最後にとっておきました。
500頁超えの長編ですが、スラスラ読めますし、小学生が主人公ですが、感情移入もできますし、良いストーリーでした。
ミステリーというか、学園(小学校)もののヒューマンドラマですね。道徳の時間に教室で観るテレビドラマのようでもあります。
主人公の僕とヒロインのフミちゃんは、小学校四年生なんですが、とってもしっかりとしてます。
中盤から登場する、師匠のような存在の秋山先生との問答が、とても良い味を出しており、綺麗に物語を進行させてくれます。
涙がこぼれるところまではいきませんが、かなりグッとくるシーンや、ドキドキハラハラする展開もあり、最後まで飽きさせません。
最後の最後で色々な霧が晴れていき、スッキリとエンディングを迎えられます。
犯罪者に対する「罪と罰」について、深く考えさせられますし、子どもを教育する上でもヒントとなるようや語りが多く登場します。
いずれにしても、とても完成度の高い作品だと思いますね。
★★★★4つです。
ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。
彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは本当に一度だけ。これはぼくの闘いだ。「BOOK」データベースより
『ツナグ』で有名な辻村深月さんの作品です。オススメ小説やったんで、BOOK・OFF購入シリーズの最後にとっておきました。
500頁超えの長編ですが、スラスラ読めますし、小学生が主人公ですが、感情移入もできますし、良いストーリーでした。
ミステリーというか、学園(小学校)もののヒューマンドラマですね。道徳の時間に教室で観るテレビドラマのようでもあります。
主人公の僕とヒロインのフミちゃんは、小学校四年生なんですが、とってもしっかりとしてます。
中盤から登場する、師匠のような存在の秋山先生との問答が、とても良い味を出しており、綺麗に物語を進行させてくれます。
涙がこぼれるところまではいきませんが、かなりグッとくるシーンや、ドキドキハラハラする展開もあり、最後まで飽きさせません。
最後の最後で色々な霧が晴れていき、スッキリとエンディングを迎えられます。
犯罪者に対する「罪と罰」について、深く考えさせられますし、子どもを教育する上でもヒントとなるようや語りが多く登場します。
いずれにしても、とても完成度の高い作品だと思いますね。
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