「心ゆたかな暮らしを」  ~Shu’s Page

小説のレビュー、家族の出来事、趣味の事、スポーツ全般など、日々の出来事をつづりながら、一日一日を心豊かに過ごせれば・・・

それほどの恐怖は『残穢』by小野不由美

2018年06月11日 | 小説レビュー
〜この家は、どこか可怪しい。
転居したばかりの部屋で、何かが畳を擦る音が聞こえ、背後には気配が…。
だから、人が居着かないのか。
何の変哲もないマンションで起きる怪異現象を調べるうち、ある因縁が浮かび上がる。
かつて、ここでむかえた最期とは。
怨みを伴う死は「穢れ」となり、感染は拡大するというのだが―山本周五郎賞受賞、戦慄の傑作ドキュメンタリー・ホラー長編!「BOOK」データベースより


「メチャメチャ怖い(°Д°;;;)」とのフレコミやったんで、なかなか借りるのを躊躇していましたが、とうとう決意して借りました

「小野不由美さんの実体験のドキュメンタリー?」と思わせる内容で物語は進んでいきます。

ホラー作家のもとに寄せられた、読者の怪異現象を検証していくうちに、怪異のルーツともいえる根幹に迫っていきます。

読んでいくうちに、「俺も、この小説を手に取るだけで、怪異の連鎖・伝染に犯されていくんちゃうの?」という恐怖感に捕らわれていきます。

実際に夜中に一人で読んでいると、そこに『何か』が潜んでいるような気持ちになり、怖くなって読むのをやめました」(^_^;)

段々と残りページが少なくなってきて、「そろそろ最後『ドーンっ!』とくるんちゃう?」と、期待半分・恐怖半分で最後まで読み切りましたが、特に何かがあるわけでもなく、普通に幕が下ろされます。

『本当に怖い小説 』と、言われていますが、それほどでもありません。

こういう物語は、映像で観た方が怖さが倍増するかも知れませんね。

竹内結子主演で映画化されていますが、観ようとは思いませんよ!だって、めっちゃ怖そうですもん(-_-;)

★★★3つです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする