「ドストエフスキーの人間力」齋藤孝著より。
『罪と罰』の中には過剰に存在感をまき散らす端役が出てくるようだ。齋藤氏は、ドストエフスキーの得意技は、臭いを発する人物を描くことだと述べている。
その中で、もっとも強烈な臭いを発しているのがスヴィドリガノフだという。どうしようもないほどアクが強い男らしい。この男のセリフの一部に次のような個所があった。「・・・この世の中には正直ほど難しいものはないし、お世辞ほどやさしいものはない。・・・」
でも実際はどうであろうか。私にはお世辞をうまく言うことのほうが、難しく思える。むしろ思ったことや感じたことをストレートに表情や口に出してしまうことのほうが簡単そうに思えるが。
歯の浮くようなお世辞でない程度に言えればいいが、ちょっと難しそうだ。それがさりげなくできるようであれば、かなり大人である証拠だろうか。でも、「いいですねぇ」と言っても、いったい何が、どういいのかを具体的に説明できなくては・・・ね。
かつての齋藤氏の友人は「親しき仲にもお世辞あり」という名言(迷言?)を吐いたそうだ。いずれにしても、お世辞もやはり練習次第ということかなぁ~。
『罪と罰』の中には過剰に存在感をまき散らす端役が出てくるようだ。齋藤氏は、ドストエフスキーの得意技は、臭いを発する人物を描くことだと述べている。
その中で、もっとも強烈な臭いを発しているのがスヴィドリガノフだという。どうしようもないほどアクが強い男らしい。この男のセリフの一部に次のような個所があった。「・・・この世の中には正直ほど難しいものはないし、お世辞ほどやさしいものはない。・・・」
でも実際はどうであろうか。私にはお世辞をうまく言うことのほうが、難しく思える。むしろ思ったことや感じたことをストレートに表情や口に出してしまうことのほうが簡単そうに思えるが。
歯の浮くようなお世辞でない程度に言えればいいが、ちょっと難しそうだ。それがさりげなくできるようであれば、かなり大人である証拠だろうか。でも、「いいですねぇ」と言っても、いったい何が、どういいのかを具体的に説明できなくては・・・ね。
かつての齋藤氏の友人は「親しき仲にもお世辞あり」という名言(迷言?)を吐いたそうだ。いずれにしても、お世辞もやはり練習次第ということかなぁ~。
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