『「人たらし」のブラック心理術』内藤 誼人著より。
ここでの小タイトルは“真実を言うことが、必ずしも美徳とは限らない”となっていた。ということで、時には正直になってはいけないということだった。ウソも方便という言葉も思い出させる。
いくつかの例があった。「この企画どうだろう?」に対しては「いいですね」とか、「この仕事って楽しいよね」では「本当ですね」、などと本音とは別にそう答えるほうがいいようだ。
つまり相手がそれほど本気で聞いているわけではないなら、適当に合わせておけばいいという意味でもあるだろう。そのほうが相手は気持ちがいいはず。
もし上司が「あそこのソバおいしいよね」と言ったなら、心の中で「フツーのソバだなあ」と思ってもそれは口に出さないほうがいいという。どうでもいいような世間話、質問に対しては、ウソをついても困らないようだ。
本当の気持ちや正直に答えることにどれだけブレーキをかけて対応できるか、これが社会生活や人間関係ででうまくやっていくコツかもしれないな。かといって、あまり調子よすぎるのも問題だろうが。
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